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46年前の1978年6月24日、全米公開から約1年、日本中の映画ファンが待ちに待った「スター・ウォーズ」が日本で初公開(先行上映)された歴史的な日だ。前年の5月に全米公開され、未曾有の大ヒットを記録、その約1年後、日本列島をその熱狂の渦で包み込んだ。その後、映画史に残した足跡、伝説は語るまでもないが、その始まりの前夜にどれだけの物語が存在したのか。 もしかしたら、この伝説はすべて夢となっていたかもしれない── フランスですでに8万部以上を売上げた大ベストセラー、「ルーカス・ウォーズ」。ジョージ・...
©2023 Paramount Pictures. All Rights Reserved. 映画を通じて「コトバとココロを育む」ことを目指して2013年にスタートした「映画感想文コンクール」(主催:映画感想文コンクール実施委員会、事務局:キネマ旬報社)。毎年、1万数千もの応募が集まる本コンクールでは、公式サイトで推奨作品をいくつか紹介している。そのひとつが、いま日本中を涙で包んでいる『ブルー きみは大丈夫』(公開中)だ。   『ブルー きみは大丈夫』あらすじ----- 幼い頃に母親を...
46年前の1978年6月24日、全米公開から約1年、日本中の映画ファンが待ちに待った「スター・ウォーズ」が日本で初公開(先行上映)された歴史的な日だ。前年の5月に全米公開され、未曾有の大ヒットを記録、その約1年後、日本列島をその熱狂の渦で包み込んだ。その後、映画史に残した足跡、伝説は語るまでもないが、その始まりの前夜にどれだけの物語が存在したのか。 もしかしたら、この伝説はすべて夢となっていたかもしれない── フランスですでに8万部以上を売上げた大ベストセラー、「ルーカス・ウォーズ」。ジョージ・...
  キネマ旬報は、1919年の創刊から100年以上経ったことを記念して、キネマ旬報ムック「キネマ旬報の100年」を刊行いたします。 創刊からの歴史や、編集現場で挑戦を続けてきた作り手たちの回顧、時代を代表する映画監督・映画スターの熱い思いや、舌鋒鋭い評論・論考、ズラリと並ぶ歴代の表紙ギャラリーと、中身がぎゅっと詰まった一冊、どこから読んでもわくわくする一冊になっていれば幸いです。 「私共は活動写真が並はずれて好きなのであります。/損をしたって構いません。/今の私共は活動写真を誘導する所...
©2023 Paramount Pictures. All Rights Reserved. 子供の頃に“空想上の友達”=“イマジナリーフレンド(IF)”が居た人は少なくない。心理学や精神医学的にも幼少期に多い現象とされており、大人になると忘れてしまう人が多いという。しかし、もしも見えなくなっただけで実在していて、今もずっと近くで見守り続けてくれていたとしたら……。 そんな物語を描くのが、6月14日から公開された映画「ブルー きみは大丈夫」。“ブルー”とは、劇中に出てくる大きな“もふもふ”のイマ...
娘を救うため“不可能”に挑んだ家族の奇跡の実話を映像化 世界で17万人の命を救った、バルーンカテーテルによるIABP(大動脈内バルーンパンピング)。その誕生の裏には、大切な娘を何が何でも救いたいと奔走したある家族の物語があった――。そんな知られざる実話を、「君の膵臓をたべたい」の月川翔監督が映画化。国民的俳優として活躍する大泉洋が〝絶対にあきらめない〞父・坪井宣政を、型破りな夫を支える妻・陽子を菅野美穂が演じる。また、坪井家の仲良し三姉妹を川栄李奈、福本莉子、新井美羽が好演。脚本は「永遠の0」の...
わかり合えないまま寄り添っていく二人 事故で両親を亡くした中学生の朝(早瀬憩)。親戚間を《たらい回し》にされそうなところ、何かに突き動かされて決然と引き取ったのが、交流があったわけでもない叔母で小説家の槙生(新垣結衣)だった——。ヤマシタトモコのコミックを映画化した「違国日記」は、二人の同居を描いていく。 とはいえ一般的な〝交流〞のイメージは馴染まない。朝は感じやすい十代、槙生はコミュ障がちな三十代で、ぎこちないスタートは当然。しかも槙生は〝真っ当〞だった姉、すなわち朝の母と衝突し、嫌ってきた。...
私たちの過去と現在をつなぐ“記憶”。もし、何かの理由でそれが失われてしまったら、自分自身に対する認識や周囲の人々との関係は、どんなふうに変わっていくのだろうか。「かくしごと」は、記憶をなくしつつある父と、記憶をなくしてしまった少年との間で葛藤する主人公の心の変化を見つめる、静かで緊張感のあるヒューマン・ミステリーだ。 交通事故の被害者を“息子”として家に置く主人公 長く疎遠だった父・孝蔵(奥田瑛二)の認知症が進んでいるとの知らせを受け、彼が一人暮らしをしている山間の一軒家にやってきた絵本作家・千...
「大空に乾杯」 吉永小百合の【映画女優デビュー65周年記念企画】の一つとして、「吉永小百合 日活デビュー65周年記念ブルーレイ&DVDシリーズ 『青春と純愛』」と題し、彼女の代表作品が順次リリースされる。その第1弾として吉永小百合&浜田光夫の青春映画コンビが共演した、『純愛ブルーレイボックス』が発売された。 吉永はラジオドラマ『赤胴鈴之助』(57〜59年)の子役から芸能界に入り、59年に松竹映画「朝を呼ぶ口笛」で映画デビュー。翌60年、日活に入社して本格的に女優活動を始めた。今回は15歳で初主演...
撮影:島田香  ヘアメイク&スタイリスト:川岸みさこ 武田鉄矢が原作・脚本・主演、さらに第2作からは監督も兼ねた人気シリーズ『プロゴルファー織部金次郎』全5作(1993~98年)が6月にBS松竹東急で一挙に放送されている。このシリーズは17年間1勝もしていないプロゴルファーの織部金次郎が、下町の仲間の応援を受けて、トーナメントで奮闘する姿を描いた人情コメディ。映画の企画は、武田鉄矢自身が考えたものだ。 「この頃バブル経済がはじけて、人生で負ける人が増えたんです。直感的に思ったんですよ。織部という...