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2024年 第98回 キネマ旬報ベスト・テン 第1位作品&個人賞発表!   ■日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位) 「夜明けのすべて」   ■外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位) 「オッペンハイマー」   ■文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位) 「正義の行方」 【個人賞】   ■日本映画監督賞 三宅唱  「夜明けのすべて」 により   ■日本映画脚本賞 野木亜紀子  「ラストマイル」により   ■外国映画監督賞 ...
レコードのように回りながら、不確かな未来を行く 雪子先生(山下リオ)の小学校での毎日は、大好きなヒップホップのレコードのようにはうまく回らない。児童たちに笑顔で優しく接するが、さまざまな問題にぶつかっては自分の至らなさを痛感する。勤務が終われば、もう一つの顔が出現。MCサマーと名乗ってラップ集団に加わり、思いをリリックで吐き出していく。 見慣れた学園物語のリプレイかといえば、そうではない。ここには安直に定番化されたキャラクターが登場しないからだ。ベテランの大迫先生(占部房子)は一見して「お局」だ...
「ラッシュアワー」 映画にはさまざまなコンビが登場する。2月に放送される作品の中から、コンビに注目した3作品を紹介。「ラッシュアワー」(98)は、ジャッキー・チェン演じる香港警察のリーと、クリス・タッカー扮するロサンゼルス警察のカーターがコンビを組む、コメディアクション。二人はロス在駐の中国領事の娘が誘拐された事件を捜査するが、マシンガン・トークでしゃべりまくるカーターと、リーの真面目な性格のかみ合わなさが面白い。ジャッキー・チェンはこの作品の全米大ヒットによって、ハリウッド映画に次々と出演。「...
便利だが窮屈な現代社会で暮らしていると、たとえ都会で暮らしていなくとも、自然豊かで大らかな田舎暮らしに憧れる瞬間があるかもしれない。そんなスローライフを夢見てある村に移住した若い夫婦が体験する恐怖を描く、ヴィレッジ<狂宴>スリラー映画「嗤う蟲」が、1月24日から公開される。   村の掟と秘密を知って飲み込まれ、抜け出せなくなっていく若い夫婦 イラストレーターの長浜杏奈(深川麻衣)と、脱サラした夫・上杉輝道(若葉竜也)は、東京を離れて麻宮村に移住。憧れだった田舎暮らしを始める。若者が少な...
息子のひき逃げ事件を隠蔽した判事、その判事を追い詰めていく被害者の父、愛する我が子のためにモンスターとなった父親たちのギリギリの攻防を描く韓国ドラマ『YOUR HONOR~許されざる判事~』、がBS10スターチャンネルで日本初放送される。 本作は、アメリカ、ドイツ、スペインなど世界各国でリメイクされている、イスラエル発のヒットドラマ『Kvodo(原題)』を原作としたサスペンススリラー。韓国でも指折りの演技派俳優、ソン・ヒョンジュとキム・ミョンミンの競演、先の読めないスリリングな物語が話題となり、...
ドラマを「聴く」体験は脳を活性化する効果も! 大好きな韓国ドラマが、作業中や散歩中、家事をしながらでも、楽しめたら……。そんな思いから誕生したのが“みみドラ”。韓国ドラマの大ヒット作を、日本の声優が演じるオーディオブックである。 目に浮かぶような情景描写と、臨場感溢れる声優の演技で、新しいドラマ体験を楽しめる。脳科学的にも見ても、五感のなかで脳に最初に刺激を伝えるのは、聴覚だそう。そこから脳全体に刺激が伝わって活性化されるので、音に注意を傾けることは、感情を大きく揺さぶる効果も期待できる。 現在...
  彼方まで白雪で覆われた山並。凍りつく風が吹きすさぶアルプス山脈西端のイタリア・フランス国境地帯。その厳寒地帯を一組の男女がテントもシュラフもない軽装備で決死の踏破を試みる。スノーモビルで二人を追うのはライフルを手にした地元自警団。女はフランス密入国を試みる難民だ。なぜ男女は真冬のアルプスを越えるのか。生きのびることはできるのか。劇場公開時、あまりにも寒々しい映像が観客を凍えさせたサスペンス「ホワイト・サバイバル 越境者たち」が1月8日(水)にレンタル開始となる。あなたも自宅でこの極...
撮影:谷岡康則 ヘアメイク:新井克英 スタイリング:申谷弘美(Bipost所属) 1979年の公開時、日本中を感動の渦に巻き込んだ山本薩夫監督の「あゝ野麦峠」が、〈4Kデジタルリマスター版〉され、第37回東京国際映画祭で上映、さらに日本映画専門チャンネルにて1月12日(日)に4K化テレビ初放送される。この作品は山本茂実のノンフィクション作品を基に、明治時代後期の信州を舞台に、厳しい労働環境と苛烈な人間関係に耐えながら、製糸工場で働く工女たちの姿を描いた青春群像劇。ここでは主人公の工女・政井みねを...
プロの脚本家を目指すならこの賞。城戸賞第50回である。 だが何々記念の第何回──ことばだけが形骸化して独り歩きしても その意味をイメージする力がなければ、ただの数字に過ぎないのは自明だ。 城戸賞が制定されたのは1974年12月1日、「映画の日」。 1974年は「日本沈没」が大ヒット、 確固たるスターとなった菅原文太の「仁義なき戦い」シリーズが年明けすぐに四作目を公開、 「砂の器」が大いに話題になり、山口百恵と三浦友和コンビの第1作(「伊豆の踊子」)が 誕生した──そんな年である。 外国映画は「エ...
1974年12月1日「映画の日」に制定され、第50回目を迎えた優れた映画脚本を表彰する城戸(きど)賞。本年度の480作品の応募のなかで大賞に選ばれた「祝日屋たちの寝不足の金曜日」のシナリオ全文を掲載いたします。   タイトル「祝日屋たちの寝不足の金曜日」  山口耕平 あらすじ 政治家の不正疑惑から目を逸らすため、官邸の指示で急遽法改正がされ、その年のゴールデンウィークは9連休となった。しかし、連休まで2日を残した昭和の日、改正対応に振り回されていた総務省の藤野と同僚の芹沢は、休日出勤の...