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門井慶喜の第158回直木賞受賞作を、成島出監督が役所広司主演、菅田将暉共演で映画化した「銀河鉄道の父」のBlu-ray&DVDが、11月8日に発売される。家族愛に溢れた本作の魅力を紐解いていこう。 子煩悩だった父・政次郎を通して描かれる“作家”だけではない宮沢賢治の魅力 この作品は宮沢賢治(1896~1933)の父・政次郎にスポットを当て、彼を中心に家族の目から賢治の生涯を捉えたもの。宮沢賢治と言えば『銀河鉄道の夜』を代表作とする童話作家のイメージが強いが、人造宝石の製造・販売を思いついたり、農...
国民的な人気を誇る刑事ドラマ『相棒season21』のBlu-rayとDVD-BOXが、10月18日に発売された。20年以上という長きにわたりシーズンを重ねた中でも本作はとりわけ、初代相棒が帰ってくるという、新たな節目を刻んだシーズンとして大きな話題となった。そんな人気ドラマの魅力を改めてひも解いていこう。 初代相棒・亀山薫が復帰(もちろん美和子も)! 名物キャラも続々登場 水谷豊扮する警視庁特命係の警部・杉下右京が、相棒の刑事と共に毎回難事件を解決していくこのシリーズ。今回のseason21で...
アクション映画にも女性活躍の波は寄せつつある。女優オルガ・キュリレンコが“最強の料理人”を演ずる傑作アクション『ハイ・ヒート その女 諜報員』のレンタルが10月13日にリリースされた。アクション女優として確固たる地位を築くオルガ・キュリレンコのハードなアクションと、現代の夫婦問題を風刺したブラックな笑いも楽しめる本作の魅力について解説する。 女性版“最強の料理人”の誕生  “最強の料理人”というフレーズは20世紀には『沈黙の戦艦』(1992)『暴走特急』(1995)でスティーヴン・セガールが演じ...
シンガポールの大都市の地下空間に、血管のように複雑に張り巡らされた広大な地下鉄網。その迷宮のような閉鎖された地下空間の鉄道路線構内で、未知の怪物に襲われる恐怖を描いたモンスター・サバイバルアクション「グアイウ 地下鉄の怪物」のレンタルが10月13日より先行リリース(セル・11月8日)。日本でも日々の利用者が数多くいる地下鉄を舞台にした本作の見どころを紹介する。 シンガポールの地下鉄に巣食う怪物が乗客を襲う! 「グアイウ 地下鉄の怪物」は、新宿のミニシアターの新宿シネマカリテが、厳選した世界の新作...
「全米が吐いた!?」という強烈すぎるキャッチコピーで話題になり、超残酷描写の連続からR18+(18歳未満入場・鑑賞禁止)に指定されたにもかかわらず、劇場にはホラー映画マニアだけでなく、一部、若い女性やカップルまでが怖いもの見たさでやって来た問題作『テリファー 終わらない惨劇』のBlu-ray&DVDが10月13日にレンタル・セル同時リリース。忌み嫌われてもおかしくないアンチモラルでグロテスクな殺人鬼が新たなホラーアイコンになった理由とは──。 脳天串刺し、内蔵引き出し、目玉えぐり…… ひたすらグ...
たった一音。否、わずか半音ズレただけでも曲の印象は変わる。その不協和音がかえって効果的に鳴る場合もあれば、演奏を台無しにしてしまうことも。どっちへ転ぶかは、その日のハコ=会場の客層や雰囲気、奏者の調子など……さまざまな要素に作用されるものゆえ、何とも言い難い。そこが演(や)り直しのきかない“生きもの”たるライブの怖さであると同時に、何が起こるか分からない──スリリングな面白さと捉えることもできる。そんなジャズの危うくも繊細な演奏と共に、昭和末期の銀座で繰り広げられる一夜を描いた「白鍵と黒鍵の間に...
大人から子供まで誰もが知るヒーローの“スパイダーマン”。最新作「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のBlu-ray&DVDが10月4日にリリース(レンタル同日)されたのに合わせ、どのような歴史を経て今の人気まで辿りついたのか。その歴史と最新作の魅力を探る【後編】をお届けする。 ▶【前編】:「コミック、実写、アニメ、それぞれの特性を生かしたスパイダーマンたち」はこちら 貪欲に、“スパイダーマン”と呼べるものはすべて取り込む! スパイダーマン史上初めての劇場長篇アニメーション・シリーズ...
大人から子供まで誰もが知るヒーローの“スパイダーマン”。最新作「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のBlu-ray&DVDが10月4日にリリース(レンタル同日)されたのに合わせ、どのような歴史を経て今の人気まで辿りついたのか。その歴史と最新作の魅力を探る。 廃刊間近のコミック誌にスパイダーマン初登場 『スパイダーマン』は、マーベルの中でも特別な作品と言える。それはこれまでに実写映画化だけで8回、長篇アニメーション映画で2回、「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」が無事来...
元プロボクサーの小笠原恵子の半生を綴った自伝『負けないで!』を原案に、「きみの鳥はうたえる」の三宅唱監督が、岸井ゆきの主演で映画化した「ケイコ 目を澄ませて」。耳が聞こえないボクサーが、さまざまな感情に揺れ動きながらもひたむきに生きる様と、彼女に寄り添う人の姿を、降り注ぐ光の粒や立ち込める“匂い”と共に16ミリフィルムで活写。第72回ベルリン国際映画祭でプレミア上映されるや「すべての瞬間が心に響く」と絶賛され、第27回釡山国際映画祭でも話題になった本作のBlu-ray&DVDが、10月4日にリリ...
10月13日(金)より全国で公開される塩田明彦監督「春画先生」は、江戸文化の一大エンタテインメント・春画をテーマに、その世界に魅せられたおかしな者たちを描く“偏愛コメディ”。春画の登場人物は、デフォルメされた巨大な性器を誇示しながら男女があるいは同性、ときには人間ではないものまで快楽に耽っている。そこからあふれ出る感情、生命力──そんな世界観を映画で表現する離れ業に成功した塩田監督に、性愛と映画、映画と春画の関係、エロスとユーモア……などについて、じっくりと話を聞いた。 女性の1人で立っている強...