記事

812件の投稿

今こそ恐怖に打ち勝つ映画をお家で! スティーヴン・キング原作で贈る 最恐のトラウマ克服映画「ドクター・スリープ」   1980年当時、ジャック・ニコルソンの狂気の父親像で話題をさらった映画「シャイニング」の40年後を描き、惨劇の生存者・ダニーが大人になって仲間を集い、再び恐怖と対峙する映画「ドクター・スリープ」。今、このコロナウイルスの恐怖に怯えないよう、また人類が直面している危機に打ち勝つ強い心を持つために、今こそ、スティーヴン・キング原作で贈る「ドクター・スリープ」を始めとする“ト...
草彅剛「今まで演じてきた中で一番クズな役かもしれない」 市井昌秀監督と草彅剛の熱い思いが詰まった、人間くさい家族の物語 市井昌秀が、12年間温めてきた『両親への想い』を込めたオリジナル脚本の監督作「台風家族」。葬儀屋だった両親が銀行強盗を働き、奪った2千万円と共に姿を消して10年。時効を機に両親を亡きものとして葬儀を行うべく、肉親の事件によって人生を狂わされた鈴木家の4兄妹が、久々に実家で顔を合わせる。長男の妻と娘、長女の恋人までも揃った鈴木家では、それまでの確執や遺産を巡る様々な思惑と感情が交...
ウィル・スミスと映像革命のコラボ! ハイクオリティSFアクション (C)2019, 2020 Paramount Pictures. 様々な技術の進化により、革新的なSF映画が次々と生み出されている昨今。今回は、自身のクローンとその裏に潜む巨大な組織に立ち向かう男を描いた『ジェミニマン』を始め、役者陣の迫真の演技と最新技術の融合によって実現されたハイクオリティなSFアクションをピックアップ! 見どころと共にご紹介します。   自身のクローンに立ち向かう迫力バトルアクション 映画「ジェミ...
卒業の季節。新たな門出に観たい映画 ©Disney. 卒業式シーズン真っ只中。コロナウイルスの影響もあって式自体も自粛となっている学校も多いと思います。記念すべき日に残念な思いをされているかもしれませんが、新しい門出を迎えた皆さんに是非お薦めしたい映画をピックアップしました。ポップなミュージカル映画から、しっとりとしたヒューマンドラマで、それぞれの見どころと合わせてご紹介します!   ディズニー・チャンネルで人気を博した大ヒットミュージカルの劇場版! 映画「ハイスクール・ミュージカル/...
この問題は「表現の自由」の侵害として裁判へ 真利子哲也監督の「宮本から君へ」はキネマ旬報ベスト・テンの3位に選出され、池松壮亮が主演男優賞を受賞するなど、2019年度を代表する秀作の一本である。文化庁所管の日本芸術文化振興会(芸文振)の審査を経て、1千万円の助成金交付が内定していた。 「負けてたまるか」は河村光庸プロデューサーのいまの心情だろう   ところが、出演者の一人、ピエール瀧が麻薬取締役法違反で3月に逮捕され、6月には有罪判決を受けた。芸文振は7月、瀧が出演しているという理由で...
必要なのは、表現に関わる側の自衛と、享受する側の「表現の自由」を支える自覚  2019年10〜11月に川崎市で開かれた『KAWASAKI しんゆり映画祭』が、ドキュメ ンタリー映画「主戦場」上映をめぐって迷走した。一連の経緯 は、『あいちトリエンナーレ』「宮本から君へ」の問題と時期が重 なったこともあり、表現の自由の危機として注目された。  1995年に始まったしんゆり映画祭は、NPO法人KAWASAKIアーツが主催、共催の川崎市が運営費のうち600万円を負担している。市民中心、行政が支えるとい...
一言「マニエリスム」と言ってしまえばよい。本作に寄せられた海外レヴューにある「逸脱」「横道にそれがち」「非線形さ」といった表現は、脱-中心化と脱-焦点化の〈原-身ぶり〉をもつマニエリスム芸術の特徴である。あるいは本作がタルコフスキー「ノスタルジア」(83年)、ヴェンダース「パリ、テキサス」(84年)、ホウ・シャオシェン「憂鬱な楽園」(96年)、アピチャッポン「世紀の光」(16年)など、数限りない映画の「引用の織物」(宮川淳)である点もマニエリスム的内省作用をなす。本作に幾度も現れるミラーボールは...
同時代、共有したいもの 都市の中、様々な上映会場へ足を向け、 軽やかに現代の映画を観て歩く詩人・映画監督、福間健二。 19年末の出会いのなかに2本の中国映画があった。そこから何が浮かび上がる? 映画「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ」   去年の十月の、ポレポレ東中野での城定秀夫OV作品特集のことから。新作の『花咲く部屋、昼下がりの蕾』と『犯す女〜愚者の群れ〜』までの「エロVシネ」十本、どれも痛快だった。そうなったらつまらないというものを見事に逆転させる。撮影所時代の増村保造・...
完全無欠の時を、わかりあえる夢を 東京にやってきたビー・ガン監督 ビー・ガンを取材した日は曇りだった。アテネ・フランセで「凱里ブルース」を初めて観た日も同じような天気で、スクリーンに映る空もまた灰色をしていた。クリス・フジワラ氏がその日の観客にむけて「It's a good film for such a bad day.」と話した。絶好のインタビュー日和だ。 グランドハイアット東京の部屋に入ってまもなく、煙草を吸い終えた監督がやって来る。来日してからホテルに缶詰になって、ずっと取材を受けている...
写真=アンナ・カリーナ(『女と男のいる舗道』より)(c)1962.LES FILMS DE LA PLEIADE.Paris   2019年のフランスは、アンナ・カリーナの死と共に暮れた。折からのストライキの影響でパリはいつになく静かだったが、それはまるでパリの街自体が、ひっそりと喪に服しているようにも感じられた。急逝の翌日、文化大臣フランク・リステールは次のようなコメントを発表している。 「アンナ・カリーナの視線は永遠に、ヌーヴェル・ヴァーグを象徴するものです。特にゴダール、そしてリ...