記事

857件の投稿

PTSDに苦しむ男性の空想世界を描いた感動の実話 映画『マーウェン』 (c) 2018 UNIVERSAL STUDIOS 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ(1985—90年)、『フォレスト・ガンプ 一期一会』(1994年)などで知られるロバート・ゼメキス監督。その最新作『マーウェン』は、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の被害に遭った男性が、アートとイマジネーションで自身を癒すというストーリーである。PTSDに苦しむ男性の空想世界―そこでは5人の美女そっくりのバービー人形が戦士となってナチス...
キネマ旬報が選ぶ 子供たちに見せたいオススメ映画 (C) 2016 Universal Studios. All Rights Reserved. 「映画感想文コンクール2019」応募受付中!! 全国の小中学生を対象に開催している「映画感想文コンクール」が今年も始まりました!今回は、コンクールの参加を考えている子供たちに向けて、この夏休みに是非見て欲しいオススメ作品をご紹介。創刊100年の歴史を持ち、伝統ある映画雑誌として日々たくさんの映画に携わっているキネマ旬報社の社員たちが、子供たちに心から...
「きみ波」が語る『君の名は。』『風立ちぬ』への応答 (c)2019「きみと、波にのれたら」製作委員会 ◎6月21日(金)より全国にて 『きみと、波にのれたら』は、まるで水晶のように輝く印象を残す。透明で、澄んでいて、そして脆さを含んだ硬さを感じさせる。 これまでの湯浅政明監督は軟らかく、ダイナミックだった。今回の作品は、硬質で、静的だ。内包する時間感覚も異なる。『マインド・ゲーム』(2004年)や『夜は短し歩けよ乙女』(2017年)のような複線的な時間感覚も、『夜明け告げるルーのうた』(2017...
毎月リリースされる未公開、単館系作品の中から、「観たら必ず誰かに教えたくなる」作品を厳選してご紹介。劇場で見逃した作品や隠れた名作が多く並ぶレンタル店だからこそ出会える良作、小規模公開ながらの傑作など、様々な掘り出し映画との出会いを提供します!   7月リリース作品   役者陣&SABU監督の手腕に脱帽! 『jam』 バップより6月19日リリース (C)2018「jam」製作委員会 【STORY】 場末の演歌歌手・ヒロシ、意識が戻らない彼女のために善行を行って願いを叶えようと...
  平成を代表するベストセラー時代小説家・佐伯泰英。1999年に時代小説に転向した佐伯は、今日までの20年間で、累計発行部数6500万部を誇る作品群を発表している。その初の映画化作品となる『居眠り磐音』が、令和になって初めて公開される時代劇映画というのも何かの定めだろうか。映えある一本目の主演を任された松坂桃李にとっても映画の時代劇主演は初挑戦。しかもこのタイミングでの出演には格別の意味があった。 デビュー10周年の節目に再び侍を演じ 「『侍戦隊シンケンジャー』でデビューした僕にとって...
(C)Casa Azul Films - Ecran Noir Productions - 2018 巨匠“ゴダール”を知る人物が語る、驚異の思考とは? 映画史に燦然と輝くシネアストにして生きた伝説、御年88歳を迎えるジャン=リュック・ゴダール監督の最新作『イメージの本』がいよいよ日本公開となる。(4月20日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて) 現在はスイスのレマン湖畔ロールに住み、おいそれとは公の場に出なくなって久しいゴダール。映画史における神話的存在である彼は、その隠れ家のような場所でどのよう...
「キネマ旬報」6月上旬特別号より 内田裕也とショーケン、映画史に刻んだ異形の輝きとは? 神代映画の中の裕也とショーケン 文=轟夕起夫 古今東西、映画史には脈々と「ミュージシャン兼俳優」の異形の輝きが刻まれている。内田裕也と萩原健一はその中でも、最重要級の存在だ。そしてある時期、それぞれと出会い、タッグを組み、永遠の傑作群を残した神代辰巳監督も。 ささやかながらここで、3人の“奇跡の軌跡”を振り返ってみたいと思う。最初に動いたのは萩原健一だった。1973年に続けざまに公開された神代監督の日活ロマン...
毎月リリースされる未公開、単館系作品の中から、「観たら必ず誰かに教えたくなる」作品を厳選してご紹介。劇場で見逃した作品や隠れた名作が多く並ぶレンタル店だからこそ出会える良作、小規模公開ながらの傑作など、様々な掘り出し映画との出会いを提供します!   6月リリース作品   ラストは達成感&スカッと感! 『マイ・プレシャス・リスト』 松竹より5月22日リリース (C)2016 CARRIE PILBY PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. ...
(c)2019「長いお別れ」製作委員会 (c) 中島京子/文藝春秋 ◎5月31日(金)より全国にて なぜ感動するのか?『長いお別れ』が映す家族のつながり 初の長篇商業映画『湯を沸かすほどの熱い愛(以下『湯を沸かす』と略)』(2016年)で高い評価を受けた中野量太監督。その彼が、直木賞作家・中島京子の小説「長いお別れ」を映画化した。これは認知症になった山﨑努の父親と、それを支える松原智恵子の母親。竹内結子の長女・麻里、蒼井優の次女・芙美という一家4人の7年間にわたる触れ合いを描いたもの。実は中野量...
『モテキ』から7年。この間、常に新作を待望され、いずれもその期待に応えてきた大根仁の長篇第5作は、韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』のリメイク。何をやっても「定評のある」大根は、人々の記憶にも新しいヒット映画をどのように見せてくれるのか。 ―オリジナルの公開当時、劇場に3回見に行ったそうですね。なぜですか? すごく面白いと思った映画は、仕事として、何度も見に行くようにしているんです。1回目は普通の観客として見ているので、2回目で脚本、撮影、照明、編集、音楽などを確認する。3回目は「なんでこんなに...