ケン・ローチが炭鉱を舞台に描く「石炭の値打ち」(1977)が日本劇場初公開

名匠ケン・ローチが1977年にBBCのドラマ枠〈プレイ・フォー・トゥデイ〉のために制作したテレビ映画「石炭の値打ち」が、11月14日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で順次公開される。場面写真が到着した。

 

 

ローチとは「ケス」でも組んだバリー・ハインズの脚本により、炭鉱を舞台とした物語を二部構成で描く本作。第1部「炭鉱の人々」は、イギリス皇太子による視察を控えた炭鉱町がその場しのぎの清掃や修繕をして、炭鉱夫たちが行事に駆り出される過程を、ユーモアとアイロニーを交えて描写。体裁ばかり気にする当局と翻弄される労働者たちの姿から、階級社会の滑稽さと暴力性が浮かび上がる。第2部「現実との直面」は、炭鉱夫の人権軽視ならびに杜撰な管理体制が引き起こす事故を、淡々と紡ぐ。死と隣り合わせの労働者、痛切な家族たちの姿が観る者の胸に突き刺さる。待望の日本劇場初公開だ。

 

「石炭の値打ち」

監督:ケン・ローチ
脚本:バリー・ハインズ
出演:ボビー・ナット、リタ・メイ
1977年/イギリス/168分(第1部:77分、第2部:91分)
原題:The Price of Coal: Part1-Meet the People / Part2-Back to Reality
日本語字幕:岡俊彦 配給:スモモ
©Journeyman Pictures
公式サイト:https://www.sumomo-inc.com/priceofcoal

ご案内