ケン・ローチ監督「オールド・オーク」本編映像解禁 “ありがとう”がつなぐTJとヤラの友情

ケン・ローチ監督最新作「オールド・オーク」が、4月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。このたび、パブのオーナーTJとシリアから来た女性ヤラが言葉を超えて心を通わせる温かな本編映像が解禁された。

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「わたしは、ダニエル・ブレイク」「家族を想うとき」に続く“イギリス北東部3部作”の最終章となる本作は、ケン・ローチ監督と脚本家ポール・ラヴァティの名コンビが、分断と共生、喪失と希望を見つめた人間ドラマ。ローチ自身が「最後の作品」と語る一本としても注目を集めている。

舞台は、かつて炭鉱で栄えたイギリス北東部の町に残された唯一のパブ「オールド・オーク」。町がシリア難民の受け入れを始めたことで、住民たちの間に軋轢が生まれ、パブは安らぎの場から争いの場へと変わっていく。店主TJ・バランタインは、そんな状況に苦悩しながらも、カメラを携えたシリア人女性ヤラと出会い、思いがけない友情を育んでいく。

オールド・オーク●ヤラ.jpg

今回解禁された本編映像では、壊れてしまったヤラのカメラをTJが修理して彼女の家を訪れる場面が映し出される。家族に温かく迎え入れられたTJは、お茶やケーキを囲む和やかな時間の中で、ヤラからアラビア語で『ありがとう』を意味する『シュクラン』という言葉を教わる。TJもまたその言葉を返し、2人の距離が静かに縮まっていく心温まるシーンとなっている。

TJを演じるのは、「わたしは、ダニエル・ブレイク」にも出演したデイヴ・ターナー。実際にパブ経営の経験も持つ彼についてローチ監督は「彼以外にTJを演じられる人は想像できない」と絶賛している。ヤラ役には、シリア・ゴラン高原出身の新星エブラ・マリが抜擢された。

立場も世代も異なる2人の友情が、分断された町とパブにどのような変化をもたらしていくのか。ローチ監督らしい社会への鋭い視線と、人間への深い信頼が息づく作品だ。

「オールド・オーク」
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァティ
出演:デイヴ・ターナー、エブラ・マリ、クレア・ロッジャーソン
2023年/イギリス・フランス・ベルギー/113分
言語:英語・アラビア語
配給:ファインフィルムズ
映倫:G
© Sixteen Oak Limited, Why Not Productions, Goodfellas, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2023

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