ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの歌姫ニコの晩年を描く「残響のメロディ 魂の放浪者ニコ、最後の旅路」
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの歌姫であり、ポップアートの旗手アンディ・ウォーホルのミューズとしても知られるニコ。彼女が1988年に49歳で亡くなる直前の2年間に焦点を当てた伝記映画「残響のメロディ 魂の放浪者ニコ、最後の旅路」が、7月17日(金)よりkino cinema新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される。ポスタービジュアルが到着した。

1986年、イギリスのマンチェスターに暮らす40代後半のニコ(本名クリスタ・ペーフゲン)。ドアーズのジム・モリソンの勧めで自分の音楽を始めた時から、人生が始まったと感じている。彼女は新マネージャーのリチャードおよびバンドと共にヨーロッパツアーへ出るが、薬物依存のため次々と問題を起こす。チェコスロバキアではプロモーターが地元当局にライブの許可を得ず、告知もしていないと知り不安になるが、ステージに立った途端に観客は大熱狂。ところが警察が強制捜査に入ったことでライブは中断され、ニコたちは間一髪で逃亡する。彼女がアラン・ドロンとの間にもうけた息子のアリは、薬物依存と自殺未遂を起こし、フランスの更生施設に収容されていた。母として後悔を抱くニコは、アリを引き取ってツアーに同行させるが……。
監督は「キアラ」で注目されたスザンナ・ニッキャレッリ。ニコ役を「未来を生きる君たちへ」のトリーヌ・ディルホム、マネージャーのリチャード役を「グレゴリーズ・ガール」のジョン・ゴードン・シンクレア、ヴァイオリニストのシルヴィア役を「4ヶ月、3週と2日」のアナマリア・マリンカが務める。
作品は2017年のヴェネチア国際映画祭でオリゾンティ部門最優秀作品賞に輝き、2018年のダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で脚本賞、サウンド賞、メイクアップ賞などを受賞。ステージと私生活を通し、「ニコ」という偶像から脱却して一人の女性=クリスタとして生き直そうとする姿に心を動かされる。
「残響のメロディ 魂の放浪者ニコ、最後の旅路」
監督・脚本:スザンナ・ニッキャレッリ
出演:トリーヌ・ディルホム、ジョン・ゴードン・シンクレア、アナマリア・マリンカ、サンドル・フュンテク、トマス・トラバッキ、カリーナ・フェルナンデス、カルヴィン・デンバ
2017年/イタリア、ベルギー/93分/カラー/英語・ドイツ語・フランス語・チェコ語
原題:NICO, 1988 字幕監修:五十嵐正 配給:NEGA
©2017 VIVO FILM / TARANTULA
公式サイト:https://nico.negadesignworks.com/
