パフォーマンス・アートの先駆者たちに迫る特集開催。「カニングハム」など4プログラム5作品
パフォーマンス・アートの先駆者たちに迫ったドキュメンタリーを上映する特集企画〈パフォーマンス・アート:身体と空間をめぐる映画祭〉が、8月1日(土)よりユーロスペースほか全国で順次開催される。ポスタービジュアルが到着した。

身体を核としながら、文学、演劇、戯曲、音楽、建築、詩、映画などあらゆる媒体を自在に横断するパフォーマンス・アート。不定形であるがゆえに先端的なメディアやテクノロジーも取り込み、根源的な感情や社会への問いを表現する。
同ジャンルは伝統的な芸術観を否定した20世紀前半の前衛芸術運動(未来派、ダダ、シュルレアリスム、構成主義、バウハウスなど)を源流とすること、また「一回性の表現」を残す難しさから、長らく美術界の主流を外れていた。だが近年は芸術祭で表彰される機会が増え、注目が高まっている。
本特集で上映されるのは、振付師・舞踊家としてダンスに革命をもたらしたマース・カニングハムの生誕100年記念作「カニングハム」(2019)、パフォーマンス・アートやフェミニズム・アートの先駆者キャロリー・シュニーマンに迫る「ブレイキング・ザ・フレーム」(2012)、コンテンポラリー・ダンスの巨匠ピナ・バウシュ率いるヴッパタール舞踊団の欧州ツアーを名匠シャンタル・アケルマンが収めた「ある日、ピナは尋ねた…」(1983)、ドイツ・バウハウスの舞台工房を率いたオスカー・シュレンマーの思想や影響を再解釈した「ピンク・シュレンマー」(2025)、“ビデオ・アートの父”と称されるナム・ジュン・パイクのパフォーマンス映像や手記などを紐解きつつその生涯に迫る「ナム・ジュン・パイク 月は最古のTV」(2023)の5作品(4プログラム)で、すべて本邦初の劇場公開。同じくユーロスペースで7月25日(土)より上映される「メレディス・モンク 踊る声、歌う身体」と合わせ、パフォーマンス・アートを深堀りする好機となる。

〈パフォーマンス・アート:身体と空間をめぐる映画祭〉
企画・配給:トレノバ
公式サイト:https://trenova.jp/paff
