カンヌ出品作「きれっぱしの愛」本編独占映像解禁――“元夫婦”が語り合う愛の残り香
「ゴッドランド/GODLAND」のフリーヌル・パルマソン監督最新作「きれっぱしの愛」が、7月3日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開される。このたび、別れた後も不思議な距離感を保ち続ける元夫婦の関係を映し出した、本編の独占映像をお届けする。
第78回カンヌ国際映画祭正式出品、第98回アカデミー賞®アイスランド代表にも選出された本作は、「ゴッドランド/GODLAND」で高い評価を受けたアイスランドの気鋭フリーヌル・パルマソン監督による最新作。舞台を現代のアイスランドへ移し、別れた後も“まだ家族”として日常を共有する元夫婦と子どもたちの姿を描く。
主人公は、3人の子どもと愛犬パンダとともに暮らす芸術家アンナ。すでに離婚しているはずの元夫マグヌスは、何かにつけて家を訪れ、食卓を囲み、ときには家族でピクニックに出かけるなど、まるで家族の一員であるかのように日常へ溶け込んでいる。

今回解禁された映像では、夜遅くにアンナの家を訪ねてきたマグヌスとアンナのやり取りが描かれる。芸術家として思うような成果を得られず落ち込むアンナは、車の中で思わず本音を吐露。慰めの言葉を期待しているようにも見えるが、マグヌスは思いがけない言葉を返してしまう。すでに夫婦ではないにもかかわらず、どこか相手を頼り、理解を求めてしまう2人の関係性が印象的な場面となっている。
パルマソン監督は、「時間が経つと愛は消えてしまうのではなく、静かに形を変えていくことを描きたかった」とコメント。また「なぜ夫婦の関係が壊れたのかを明確にしていないのは、観る人それぞれが自身の経験を重ねられる余白を残したかったから」と語り、観客自身の人生経験と重ねながら作品を味わってほしいと呼びかけている。
出演は、アイスランド出身の俳優・コメディアン・歌手として活躍するサーガ・ガルザルスドッティルと、「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」のスベリル・グドナソン。さらに監督の実子3人と愛犬パンダがそのまま家族役として出演し、自然体の家族の風景を作り上げている。なお、アイスランド・シープドッグのパンダは、第78回カンヌ国際映画祭でパルム・ドッグ賞を受賞した。

別れた後も消えずに残り続ける感情や家族のつながりを、ユーモアと切なさを交えて見つめた本作。変化していく愛のかたちを静かに映し出す、ビターでスウィートな家族劇となっている。
「きれっぱしの愛」
監督・脚本:フリーヌル・パルマソン
出演:サーガ・ガルザルスドッティル、スベリル・グドナソン
2025年/アイスランド、デンマーク、スウェーデン、フランス/109分/カラー/ビスタ/5.1ch/G/原題:Ástin sem eftir er(英題:The Love That Remains)/字幕翻訳:松岡葉子
配給:NOROSHI、ギャガ
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