タグ: 梅宮辰夫

「花札渡世」(67年)イラストレーション:岡田成生 1|「花札渡世」 (67年、監督・脚本:成澤昌茂) 関係者の尽力で近年劇場で鑑賞可能となり、この時初めて観て驚いた方も多数いたのではないか。私も数十年ぶりに再見し興奮を共有した観客の一人となった。本作は監督としては寡作な成澤昌茂の最高傑作であり、梅宮辰夫にとってもベスト作品。任俠映画全盛の折に作られたため、ある意味セオリー通りのストーリーなのだが、登場人物のキャラクターの多重性を描き込んだ脚本(成澤)と的確な画面構成さらに音にまで拘った演出は確...
成澤昌茂監督・脚本「花札渡世」(67年)は梅宮本人も「代表作」と語る名篇 ©東映 1967 ある夏の日の梅宮さんと坪内さん 梅宮辰夫、坪内祐三 追悼 伊藤彰彦 どうしようもなく厄介で人間臭い先輩――坪内祐三   梅宮辰夫のことを書こうとすると、坪内祐三のことが思い浮かぶ。二人が立て続けに亡くなったからではない。坪内が監督では内藤誠、俳優では梅宮辰夫を敬愛していたこともあるけれど(『新潮45』18年2月号で坪内は梅宮にインタビューした)、わたしがはじめて二人に会ったのが同じ夏の日だったからだ。 2...

ご案内