タグ: 城戸賞

プロの脚本家を目指すならこの賞。城戸賞第50回である。 だが何々記念の第何回──ことばだけが形骸化して独り歩きしても その意味をイメージする力がなければ、ただの数字に過ぎないのは自明だ。 城戸賞が制定されたのは1974年12月1日、「映画の日」。 1974年は「日本沈没」が大ヒット、 確固たるスターとなった菅原文太の「仁義なき戦い」シリーズが年明けすぐに四作目を公開、 「砂の器」が大いに話題になり、山口百恵と三浦友和コンビの第1作(「伊豆の踊子」)が 誕生した──そんな年である。 外国映画は「エ...
1974年12月1日「映画の日」に制定され、第50回目を迎えた優れた映画脚本を表彰する城戸(きど)賞。本年度の480作品の応募のなかで大賞に選ばれた「祝日屋たちの寝不足の金曜日」のシナリオ全文を掲載いたします。   タイトル「祝日屋たちの寝不足の金曜日」  山口耕平 あらすじ 政治家の不正疑惑から目を逸らすため、官邸の指示で急遽法改正がされ、その年のゴールデンウィークは9連休となった。しかし、連休まで2日を残した昭和の日、改正対応に振り回されていた総務省の藤野と同僚の芹沢は、休日出勤の...
脚本家になりたい! しかも映画にこだわりたい! 今の日本にそういった脚本家志望者はどのくらいいるのだろう。 振り返れば、映画の歴史はさまざまな技術革新による変化と共に歩んできた。 テレビが普及したときも、DVDやBlu-rayなどの円盤が家庭に受け入れられたときも、そして配信で映画を含むさまざまな「映像」が瞬時に選べるようになった今も、それに関わる態度を常に映画人たちは問われ続けている。 それでも「映画の脚本家」を目指す人たちにとって、「城戸賞」はもっとも眩しい賞である。 1974年12月1日、...
1974年12月1日「映画の日」に制定され、第49回目を迎えた優れた映画脚本を表彰する城戸(きど)賞。本年度の424作品の応募のなかで大賞に選ばれた「捨夏(しゃか)」のシナリオ全文を掲載いたします。 タイトル「捨夏」 鈴木香里 あらすじ  この夏、私が捨てたモノ──。西磨衣子(30)には秘密がある。それは、自宅が足の踏み場もないほどの『ゴミ屋敷』であることだ。誰にも言えなかった秘密が今日、あっけなくバレた。日々のストレスをコンビニ飯や飲酒で発散し続けた結果、積もりに積もった部屋のゴミは、もはや磨...
1974年12月1日、「映画の日」に制定された城戸賞が今年、48回目を迎えた。映画製作者として永年にわたり日本映画界の興隆に寄与し、数多くの映画芸術家、技術家等の育成に努めた故・城戸四郎氏の「これからの日本映画の振興には、脚本の受けもつ責任が極めて大きい」との持論に基づき、新しい人材を発掘し、その創作活動を奨励することを目的とした本賞。これまでも「のぼうの城」(11)、「超高速!参勤交代」(14)など受賞作が映画化され大ヒットした例もあることから、本賞への注目度は映画界の中でも圧倒的に高い。ただ...
1974年12月1日「映画の日」に制定され、第48回目を迎えた優れた映画脚本を表彰する城戸(きど)賞。本年度は、対象359作品から準入賞に「ひび」と「ぼくたちの青空」の2作品が選ばれました。 今、全世界的にもその存在が取り沙汰されるようになっているヤングケアラーに、瑞々しい感性で触れた「ぼくたちの青空」。そのシナリオ全文を掲載いたします。 タイトル「ぼくたちの青空」福田果歩 あらすじ 小学三年生の凪と、高校三年生の風太は、8年前の交通事故で父を亡くし、その事故の後遺症で、身体麻痺と言語障害が残る...
1974年12月1日「映画の日」に制定され、第48回目を迎えた優れた映画脚本を表彰する城戸(きど)賞。本年度は、対象359作品から準入賞に「ひび」と「ぼくたちの青空」の2作品が選ばれました。 35歳、失恋して心が“ひびだらけ”の浅沼深子。一度ひび割れた心は果たして修復できるのか? 「ひび」のシナリオ全文を掲載いたします。 タイトル「ひび」竹上雄介 あらすじ  浅沼深子。35歳。恋人に捨てられてから全てが億劫だ。着替えるのも、髪をとかすのも、部屋を片付けるのも。ボサボサ髪で街を歩き回り、スーパーの...
1974年12月1日、「映画の日」に制定された城戸賞が今年、47回目を迎えた。映画製作者として永年にわたり日本映画界の興隆に寄与し、数多くの映画芸術家、技術家等の育成に努めた故・城戸四郎氏の「これからの日本映画の振興には、脚本の受けもつ責任が極めて大きい」との持論に基づき、新しい人材を発掘し、その創作活動を奨励することを目的とした本賞。これまでも「のぼうの城」(11)、「超高速!参勤交代」(14)など受賞作が映画化され大ヒットした例もあることから、本賞への注目度は映画界の中でも圧倒的に高い。ただ...
1974年12月1日「映画の日」に制定され、第47回目を迎えた優れた映画脚本を表彰する城戸(きど)賞。本年度は、対象337作品から準入賞に「グレー」と「寄生虫と残り3分の恋」の2作品が選ばれました。 ダンスとピアノ。トランスジェンダーとパニック障害。二つの出会いが生む物語を描いた「グレー」のシナリオ全文を掲載いたします。 もう一つの準入賞作品「寄生虫と残り3分の恋」の全文はこちらから、お読み頂けます。   タイトル「グレー」生方美久 あらすじ  ダンス講師のアルバイトをしている乙黒春は...
1974年12月1日「映画の日」に制定され、第47回目を迎えた優れた映画脚本を表彰する城戸(きど)賞。本年度は、対象337作品から準入賞に「グレー」と「寄生虫と残り3分の恋」の2作品が選ばれました。 自己欺瞞・モラトリアムなどから覚醒する三人三様の姿をLGBTを絡ませて描いた「寄生虫と残り3分の恋」。そのシナリオ全文を掲載いたします。 もう一つの準入賞作品「グレー」の全文はこちらから、お読み頂けます。 タイトル「寄生虫と残り3分の恋」 一戸慶乃 あらすじ  大学中退以来、定職に就いたことのない奈...

ご案内