ちょっとした細部の妙味――先日のことだ。再放送されていた往年の人気TVドラマ、山田太一脚本、木下惠介アワーの名作『二人の世界』(70〜71)を再見していたら、ある回で栗原小巻扮するヒロインの実家の部屋にゴダールの映画「軽蔑」のポスターが貼ってあるのに改めて気付き、目を奪われた。 一応ちゃんと説明しておくと「軽蔑」とはジャン=リュック・ゴダール監督の長篇6作目、1963年(日本では翌64年)に公開されたフランス・イタリアの合作映画だ。「ゴダール作品は難解」というイメージがあるけれどもかような国民的...
