2016年11月に封切られてから一日も途切れることなく2019年12月まで連続で上映し、異例のロングランとなった映画「この世界の片隅に」。2016年のキネマ旬報ベスト・テンで第1位となり、アニメーション映画の1位は「となりのトトロ」(88)以来となった。 昭和19年、戦艦大和を擁する軍港であった広島の呉に嫁いできた18歳のすずと夫の周作、その家族、そして遊女のリンをはじめとる市井の人々の戦時中の日々の暮らしが描かれる物語は、映画化もされた『夕凪の街 桜の国』で知られる広島出身の漫画家・こうの史代...
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累計発行部数170万部を突破した津村マミの人気コミックを横山 裕主演で実写ドラマ化し、2021年4月期にテレビ朝日「オシドラサタデー」枠で同枠歴代最高視聴率を獲得した連続ドラマ『コタローは1人暮らし』。その待望の続編であり、前作から2年ぶりに同枠で放送されるやいなや、川原瑛都演じる小学生になったコタローの成長ぶりと、横山扮する主人公・狩野との変わらぬ名コンビぶりが大いに話題となった『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』のBlu-ray BOXとDVD-BOXが、2月21日に発売された。「強くな...
大都市シカゴで、人々を救うために現場に急行する消防士と救命隊員たち。彼らの救出活動と人間ドラマの両方を描く人気ドラマシリーズ『シカゴ・ファイア』のシーズン10のDVDが2月7日に(Vol.1~Vol.6)レンタル開始され、3月6日にはセルDVD-BOX発売&DVD(Vol.7~Vol.11)レンタル開始となる。 災害現場の救出のリアルな描写 ドラマの魅力はこれまで通り。大都会シカゴのどこかで毎日発生する、交通事故、火事、建物の崩壊など、さまざまな緊急事態に真っ先に駆けつける消防隊員...
左から甲斐翔真、平原綾香、望海風斗、井上芳雄 赤、赤、赤の世界――ド派手で煌びやかなステージセットのイメージとぴったりな、ライトアップされた夜の東京タワーのふもとで、今年6月20日から9月にかけて再演される『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』に出演する望海風斗と平原綾香(サティーン役Wキャスト)、井上芳雄と甲斐翔真(クリスチャン役Wキャスト)の4人が、トークセッションを行った。 2023年、2カ月間にわたり帝国劇場で日本初上演された『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は、映...
『2023年 第97回 キネマ旬報ベスト・テン』発表! ■日本映画ベスト・テン 第1位(日本映画作品賞) せかいのおきく 第2位 PERFECT DAYS 第3位 ほかげ 第4位 福田村事件 第5位 月 第6位 花腐し 第7位 怪物 第8位 ゴジラ-1.0 第9位 君たちはどう生きるか 第10位 春画先生 ■外国映画ベスト・テン 第1位(外国映画作品賞) TAR/ター 第2位 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 第3位 枯れ葉 第4位 EO イーオー 第5位 フェ...
「皆さま、ごきげんよう」 彼はコニャック片手に待ち構えていた。 2016年11月、ジョージア生まれの映画作家、オタール・イオセリアーニ監督が来日した際、インタビュー取材をする機会に恵まれた。最新作の「皆さま、ごきげんよう」のプロモーションのためだったが、話題は映画の内容にとどまらず、ノンシャラン(無頓着)を是とする監督の作品世界よろしく縦横無尽に駆け巡った。 オタール・イオセリアーニ逝去。享年89 「皆さま、ごきげんよう」のストーリーボード(絵コンテ) 中でも印象的だったのは、事前にストーリーボ...
人気俳優の知られざる“オフの日の姿”を、気鋭の監督・脚本家たちが妄想を膨らませて描き、主演を務める俳優自ら本人役を演じる。そんなパラレルストーリーが展開される異色のオムニバスドラマ『撮休』シリーズの第4弾となる『杉咲花の撮休』のDVD-BOXが、2月2日に発売される。第1弾『有村架純の撮休』、第2弾『竹内涼真の撮休』、第3弾『神木隆之介の撮休』に続きフィーチャーされたのは、「湯を沸かすほどの愛」(2016)で第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、新人俳優賞を同時受賞。2020年にはNHK朝ド...
泉質の異なる三つの温泉地や、城下町、漁港、宿場町など、加賀百万石の美意識を継いだ六つの地域で構成される石川県の加賀温泉郷。同地区も能登半島地震により大きな被害を被っており、一日も早い復旧と復興を願うばかりだが、新作映画「レディ加賀」は加賀温泉が舞台で、地元の人々に根付く“ピンチに負けない底力”を描いており、石川県の方々にエールを贈るような作品となっている。 理屈抜きで心を揺さぶられる俳優陣実演のタップダンスシーン 2月2日に石川県で先行公開され、2月9日から全国公開される映画「レデ...
トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル」と双璧をなす、キアヌ・リーヴスの「ジョン・ウィック」シリーズ。トム61歳、キアヌ59歳。二人ともアラカンながら、全く年齢を感じさせないルックス、パッション、アクションと、恐れ入る。 さらに最新作「コンセクエンス」には、アジアが誇る大スター、ドニー・イェンと真田広之が参戦。彼らも60歳、63歳と、いったい映画界はどんな若さを保つ秘儀があるのか。その健在ぶりに、思わずにやりとする。アクションも年を重ねることに磨きがかかり、気品、そして色気を感じる見事なま...
キネマ旬報ベスト・テン作品賞(日本映画第1位)、そして脚本賞受賞の「せかいのおきく」。同じく日本映画監督賞のヴィム・ヴェンダース「PERFECT DAYS」と、2023年度はつくづく“厠(かわや)の年”だった。人の営みに不可欠なモノなのに、映画の題材として真っ向から描くには文字通り“憚(はばか)り”だったものを、一気に噴出させたかのようで、気分スッキリである。 阪本順治監督初のオリジナル脚本による時代劇 阪本順治監督初のオリジナル脚本による時代劇で、30本目の節目作が“江戸の下肥(しもごえ)事情...
