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(C)Casa Azul Films - Ecran Noir Productions - 2018 巨匠“ゴダール”を知る人物が語る、驚異の思考とは? 映画史に燦然と輝くシネアストにして生きた伝説、御年88歳を迎えるジャン=リュック・ゴダール監督の最新作『イメージの本』がいよいよ日本公開となる。(4月20日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて) 現在はスイスのレマン湖畔ロールに住み、おいそれとは公の場に出なくなって久しいゴダール。映画史における神話的存在である彼は、その隠れ家のような場所でどのよう...
「キネマ旬報」6月上旬特別号より 内田裕也とショーケン、映画史に刻んだ異形の輝きとは? 神代映画の中の裕也とショーケン 文=轟夕起夫 古今東西、映画史には脈々と「ミュージシャン兼俳優」の異形の輝きが刻まれている。内田裕也と萩原健一はその中でも、最重要級の存在だ。そしてある時期、それぞれと出会い、タッグを組み、永遠の傑作群を残した神代辰巳監督も。 ささやかながらここで、3人の“奇跡の軌跡”を振り返ってみたいと思う。最初に動いたのは萩原健一だった。1973年に続けざまに公開された神代監督の日活ロマン...
毎月リリースされる未公開、単館系作品の中から、「観たら必ず誰かに教えたくなる」作品を厳選してご紹介。劇場で見逃した作品や隠れた名作が多く並ぶレンタル店だからこそ出会える良作、小規模公開ながらの傑作など、様々な掘り出し映画との出会いを提供します!   6月リリース作品   ラストは達成感&スカッと感! 『マイ・プレシャス・リスト』 松竹より5月22日リリース (C)2016 CARRIE PILBY PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. ...
(c)2019「長いお別れ」製作委員会 (c) 中島京子/文藝春秋 ◎5月31日(金)より全国にて なぜ感動するのか?『長いお別れ』が映す家族のつながり 初の長篇商業映画『湯を沸かすほどの熱い愛(以下『湯を沸かす』と略)』(2016年)で高い評価を受けた中野量太監督。その彼が、直木賞作家・中島京子の小説「長いお別れ」を映画化した。これは認知症になった山﨑努の父親と、それを支える松原智恵子の母親。竹内結子の長女・麻里、蒼井優の次女・芙美という一家4人の7年間にわたる触れ合いを描いたもの。実は中野量...
『モテキ』から7年。この間、常に新作を待望され、いずれもその期待に応えてきた大根仁の長篇第5作は、韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』のリメイク。何をやっても「定評のある」大根は、人々の記憶にも新しいヒット映画をどのように見せてくれるのか。 ―オリジナルの公開当時、劇場に3回見に行ったそうですね。なぜですか? すごく面白いと思った映画は、仕事として、何度も見に行くようにしているんです。1回目は普通の観客として見ているので、2回目で脚本、撮影、照明、編集、音楽などを確認する。3回目は「なんでこんなに...
『ROMA/ローマ』の衝撃、Netflixは「映画体験」を変えるのか? ついにこの時がきたか―多くの映画ファンはそう思ったかも知れない。 Netflixオリジナル作品『ROMA/ローマ』のヴェネチア国際映画祭での金獅子賞受賞、そして米国アカデミー賞での作品賞をはじめとする10部門ノミネートである。 映画雑誌『キネマ旬報』4月上旬号では「壁を越えて『ROMA/ローマ』とNetflixの衝撃」と題して表紙・巻頭特集をおこなった。いまも波紋を広げている『ROMA/ローマ』を軸にNetflixの現在を伝...
『きみの鳥はうたえる』で2018年度キネマ旬報ベスト・テン第3位に輝いた三宅唱監督が、刺激的な試みを続ける山口情報芸術センターの杉原永純プロデューサーと組み、映画未経験の中高生たちと撮った、待望の最新作、到着! 三宅唱[監督・脚本]×三浦哲哉[映画研究者]対談 ―『ワイルドツアー』を一言でいうと〈幸福な映画〉。地下の試写室を出たら、ひときわホクホク顔で足取り軽く階段を駆け上がってゆくひとがいるんですよ。よく見ると映画研究者の三浦哲哉氏(笑)。三浦氏には三宅唱監督の前作『きみの鳥はうたえる』特集で...
<不定期連載2>まだ知られてない樹木希林の魅力 『キネマ旬報』1964年9月上旬号、特集・最近の新人女優「新進女優名鑑」より 「いちばん幼かった頃のこと」 (『いつも心に樹木希林 ひとりの役者の咲きざま、死にざま』より) 3月1日に発表された『第42回 日本アカデミー賞』で最優秀助演女優賞を受賞し、私たちの記憶だけでなく記録にもますます名を残し続けている樹木希林さん。その生きざまや口にしてきた言葉は、世の人を惹きつけ魅了しているが、どのような家庭環境でどのように育ってきたのかは案外知られていない...
短篇ながら、北は岩手・盛岡、南は大分・別府まで17館で拡大公開したのが、LGBTをテーマにした『カランコエの花』(39分)だ。短篇映画は新人監督の登竜門だが、劇場公開でここまで広がったのは異例。本作は2017年、LGBT映画の祭典「第26回レインボー・リール東京」のグランプリをはじめ、国内13冠を達成。2018年7月、東京・新宿のK’s cinema で、1日1回の1週間限定公開され、連日満席に。さらに、観客たちがSNSで“カランコエの花の上映を止めるな”と作品の素晴らしさを拡散した。 『カラン...
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』 ◎3月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて (c)2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED 英国は女王の時代に栄える――それほど英国の歴史に詳しくなくても、この言いまわしは耳にしたことがあるだろう。ここで言う女王とはまさしく“ゴールデン・エイジ”を築いたエリザベスI世に、先年まで最長の在位期間を誇ったヴィクトリア女王、そして今なお現役として女王の職務に忠実なエ...