大森一樹監督の最後の企画を緒方明監督×佐々木蔵之介主演で映画化した「幕末ヒポクラテスたち」、キャスト解禁
大森一樹監督の生前最後の企画をもとに、緒方明監督(「独立少年合唱団」「いつか読書する日」)×佐々木蔵之介主演で幕末に奮闘する村医者を描いた「幕末ヒポクラテスたち」が、2026年初夏に全国で公開される。共演者として内藤剛志、藤原季節、藤野涼子、室井滋(ナレーション)、真木よう子、柄本明が発表された。

幕末の京都の村。蘭方医の大倉太吉(佐々木蔵之介)は大胆かつ爽快で好奇心旺盛、貧しい者からは診察代を取らない。“どんな病も葛根湯”の漢方医・玄斎(内藤剛志)とはディスり合いが日課となっている。そんなある日、気性の荒い青年・新左(藤原季節)を手術で救ったことで、人生が変わっていく。やがて村が危機を迎える中、太吉らが見出す明日とは──。
医大生らの青春と葛藤を描いた「ヒポクラテスたち」(1980)で知られる大森一樹監督。新たに企画した“幕末ヒポクラテスたち”は、母校である京都府立医科大学の150周年プロジェクトとして映画化される運びとなるが、準備中に大森監督が他界。そこで大森作品で助監督を務めた緒方明監督が遺志を継ぎ、作品を完成させた。
緒方明監督コメント
私にとって大森一樹は師であり、兄貴であり、大学で映画を教える講師仲間であり、映画を肴に痛飲する友人だった。そんな大森さんが還らぬ人となったのはコロナの猛威がほんの少し落ち着いたかに見えた2022年の秋。私はただただ呆然とするしかなく深い喪失感に包まれた。
そして、大森一樹は巨大な宿題を遺していった。『幕末ヒポクラテスたち』と題された一冊の脚本。西岡琢也さんと作り上げたそのホン。生前下北沢の飲み屋で「これが俺の遺作やな!」とよく語っていた企画だった。その映画を完成させないか?森重プロデューサーから話があった。私は震えた。とんでもない「置き土産」だった。世の中には「断れない依頼」というものが存在する。大森さんの不在をなかなか受け止められない私は大森さんの遺作になるはずだった作品を監督することにした。
この歳になって初めてのことばかりだった。初めての時代劇。初めての京都太秦撮影所。スタッフルームには大森さんのニッコリ笑った写真を置き毎朝手を合わせてから現場に向かった。
頼もしい東京、京都混成チームのスタッフや豊かな俳優陣と共に濃密で幸福な時間が流れ作品は完成した。映画は暗闇で観るもの。でも映画を作る私たちはいつだって「暗くなるまで待てない!」でいる。
「幕末ヒポクラテスたち」
監督:緒方明
出演:佐々木蔵之介、藤原季節、藤野涼子、室井滋(ナレーション)、真木よう子、柄本明、内藤剛志
製作総指揮:大森一樹、浮村理
企画:夜久均
原案:映画「ふんどし医者」©1960 TOHO CO., LTD.
脚本:西岡琢也
プロデューサー:森重晃、菊地陽介
制作プロダクション:ファーストウッド・エンタテインメント、ステューディオスリー、レプロエンタテインメント
協力:東映京都撮影所
配給:ギャガ 配給協力:大手広告
©「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会
公式サイト:https://gaga.ne.jp/bakuhippo_movie/
