パパ活女子が葬式で修羅場を迎える「Shiva Baby シヴァ・ベイビー」
自分の価値や将来に不安を抱く大学生が、参加したシヴァ(ユダヤ教で葬儀後に迎える服喪期間)で自己崩壊の危機に直面するさまを描いた「Shiva Baby シヴァ・ベイビー」が、2月27日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。ティザービジュアルが到着した。

大学卒業を目前にしたダニエルは、誰が亡くなったのかも知らされないまま親戚の葬式に参列。そこには幼なじみで元恋人のマヤもおり、ロースクール(法科大学院)に合格したことを賞賛されていた。一方でダニエルは、冴えない進路や容姿の変化について親類から不躾に詮索され、身の置き場をなくしていく。そんな中、数時間前に会ったばかりのパパ活相手・マックスが、容姿端麗な実業家の妻と赤ん坊を連れて現れ、ダニエルはショックで混乱する──。
監督はこのあと「ボトムス 〜最底で最強?な私たち〜」を撮る新鋭エマ・セリグマン。自身の同名短編映画をもとに、初長編として本作を完成させた。主演はZ世代のアイコンとして人気の俳優・クリエイターであるレイチェル・セノット。作品は2020年トロント国際映画祭に出品され、ストリーミングサービスのMUBIで2021年度最高視聴数を記録。これまでコロナ禍で見過ごされた注目作として語られてきた。
監督は本作を「家族、伝統、自立と格闘する若い女性の物語」だとしながら、「もっと重要なのは、自分の性的パワーに思っていたほどの影響力がなく、そして自尊心は性的に認められることでは築けないということを若い女性が突きつけられた時に感じる苦い現実です」と述べ、次のように続けている。
「閉鎖的なユダヤ人コミュニティで育った私は、何度もシヴァに参列していました。そのたびに私はお葬式を面白がったものです。なぜなら誰かが亡くなったばかりだというのに、人々はベーグルを食べ、不平を言い、子どもを見せびらかし、おせっかいな質問をして、個人的な境界線を踏み越えてくるからです。私はこのコントラストが好きで、“大人になる物語”にこれほど完璧な舞台はないと思いました。家族の行事は最大限の愛と温かさで満たされることもありますが、世代間の違いによって、非伝統的、もしくはまだ世に存在しないキャリアの方向性や自分の逸脱性について、私たちに疑問を抱かせることもあります。私は、最も深い不安のシンフォニーに直面するような環境に、ダニエルを置きたいと考えました」
「『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』を観た若い女性たちが“矛盾して窒息しそうなプレッシャーのなかにある自分たちを誰かが見てくれている”と感じてくれたらうれしいです。そして何よりも、ダニエルの物語を観てユーモアを感じ、少なくとも一時的な安堵感を味わってほしいと思っています」

「Shiva Baby シヴァ・ベイビー」
監督・脚本:エマ・セリグマン
出演:レイチェル・セノット、モリー・ゴードン、ダニー・デフェラーリ、ダイアナ・アグロン、ポリー・ドレイパー、フレッド・メラメッド
製作:エマ・セリグマン、リジー・シャピロ、ケイティ・シラー、キーラン・アルトマン 撮影監督:マリア・ルーシェ 編集:ハンナ・パーク プロダクション・デザイン:シャイアン・フォード 音楽:アリエル・マルクス 衣装デザイン:ミシェル・J・リー
2020/78分/英語/アメリカ、カナダ
原題:Shiva Baby 字幕翻訳:内海千広
配給・宣伝:SUNDAE
©2020 SHIVA BABY LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:https://sundae-films.com/shiva-baby/
