1960年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの“絶望的傑作”4本を上映〈チェコ映画傑作選〉
1960年代のチェコ・ヌーヴェルヴァーグの作品群より“絶望的傑作”4本を上映する特集〈チェコ映画傑作選〉が、4月10日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次開催される。メインビジュアルが到着した。

ラインナップは「一口のパン」(1960/ヤン・ニェメツ監督)、「夜のダイヤモンド」(1964/ヤン・ニェメツ監督)、「第五の騎士は恐怖」(1965/ズビニェク・ブリニフ監督)、「火葬人」(1968/ユライ・ヘルツ監督)の4本で、「夜のダイヤモンド」を除く3本は日本劇場初公開となる。
「夜のダイヤモンド」は、強制収容所に向かう貨物列車から飛び降りた二人の青年の逃避行を、心象風景とともに描く衝撃作。ATG配給による1968年の日本公開以来、初のリバイバルとなる(短編「一口のパン」と同時上映)。「第五の騎士は恐怖」は、戦時下の密告社会の恐怖を描いた秀作。「最高峰の映像美を誇る作品」と評され、ポーランドの鬼才イエジー・スコリモフスキ監督もフェイバリットに挙げる。「火葬人」は、プラハに暮らす平凡な男が親ナチスの友人や社会情勢に影響され、破滅的な“最終解決策”へ駆り立てられていくさまを描いた問題作。本国チェコですぐに公開禁止となり、共産主義政権が倒れる1990年まで上映できなかった。
大戦前夜から戦中を背景とし、共産主義体制への反発も垣間見えるものの、決してそれだけに終わらない映画的豊かさを持った作品群に注目したい。

〈チェコ映画傑作選〉
コピーライト:
「一口のパン」 Source: Národní filmový archiv, Praha
「夜のダイヤモンド」 Source: Národní filmový archiv, Praha
「第五の騎士は恐怖」 © Czech Audiovisual Fund, Source: Národní filmový archiv, Praha
「火葬人」 © Czech Audiovisual Fund, Source: Národní filmový archiv, Praha
提供:マーメイドフィルム
配給:コピアポア・フィルム
宣伝:マーメイドフィルム、VALERIA
協力:チェコ蔵(CHEKOGURA)
後援:チェコ共和国大使館、チェコセンター東京
公式サイト:czechfilms.jp
