カンヌ映画祭で上映。ロバン・カンピヨ監督が十代の揺らぎを描く「君の見る世界をなぞる」
「BPM ビート・パー・ミニット」のロバン・カンピヨ監督が、世の中に馴染めない少年の葛藤と恋を描いた「君の見る世界をなぞる」が、8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。

南仏の裕福な家庭で育った16歳のエンゾは、学校に馴染めず建築現場で働いている。そこで出会ったウクライナ出身の青年ヴラドに心を寄せるが、彼は帰国して出征しなければならない。順風満帆な日々を送る家族への不信感、将来への不安、そして親しい人を奪っていく戦争という現実を前に、エンゾは感情を制御できないまま、夏を過ごしていく──。
もとは「パリ20区、僕たちのクラス」のローラン・カンテ監督が進めていた企画だったが、彼が癌により他界したことで、盟友のロバン・カンピヨ監督が引き継いで完成させた本作。エンゾ役をこれが俳優デビュー作となるエロイ・ポフ、エンゾの両親役を「シチリアーノ 裏切りの美学」のピエルフランチェスコ・ファヴィーノと「天使が見た夢」のエロディ・ブシェーズ、ヴラド役を実際に建築現場で働いていたアマチュア俳優のマクシム・スリヴィンスキーが務める。作品は第78回カンヌ国際映画祭監督週間のオープニングを飾り、クィア・パルム賞にノミネートされた。また第33回フランス映画祭にも出品されていて、3月20日(金・祝)にユーロライブで上映される(カンピヨ監督が登壇するQ&Aも予定)。繊細で瑞々しい青春物語に注目したい。
「君の見る世界をなぞる」
監督:ロバン・カンピヨ
出演:エロイ・ポフ、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、エロディ・ブシェーズ、マクシム・スリヴィンスキー
2025年/フランス、ベルギー、イタリア/フランス語、ウクライナ語/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/102分/PG12
原題:ENZO 字幕翻訳:リネハン智子 配給:樂舎
©Les Films de Pierre / Lucky Red / Page 114 / Les Films du Fleuve / France 3 Cinéma / AMI, Alexandre Mattiussi
