映画「スワロウテイル」:岩井俊二監督のオフィシャルインタビュー  到着!

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岩井俊二監督のオフィシャルインタビューが到着!

この度の『スワロウテイル 4Kリマスター』決定に伴い、岩井俊二監督のオフィシャルインタビューの一部を初解禁された。企画の成り立ち、飛び交う言語、キャスティングなどについて、当時を振り返りながら、語っている。

——企画の成り立ちについて
テレビドラマ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』が終った1993 年の9 月くらいからだいたい2カ月で初稿を書いたんです。だから実は「Love Letter」の話が来る前に考え始めていた企画になります。「undo」「PiCNiC」もその後に撮ったので、「スワロウテイル」はかなり最初から頭にあった作品です。だから意外にも第一作の「Love Letter」がもともとテレビ用の企画を映画にしてほしいと請われて「急遽作らなくてはいけなかった映画」だったのに対して、「スワロウテイル」は≪もともと作りたかった映画≫なんですね。製作当時は円が90 円台を推移している最も円高の時代だったので、おかげさまでロサンゼルスで編集ができました。今回はそれから30 年を経て、円のパワーについては全く状況が変わってしまったなかでの4K リマスター版公開というわけです。

——日本語、中国語、英語など、移民的な言語が飛び交うことについて
「スワロウテイル」でこだわった点はまさにその≪言語≫で、割と日本映画って外国語の会話の表現がおざなりだったでしょう? たとえば片方が英語を話して字幕が出て、片方が日本語を話している(笑)みたいなおかしな表現が昔はざらにありましたよね。一方で、今では考えられないのだけど、90 年代って日本の若い観客が公然と「あ、邦画は観ません」と言っている時代で、ちょうど日本酒やウィスキーが不人気な時代があったように邦画が好まれなくなっていた。逆にシネ・ヴィヴァンみたいなミニシアターで字幕付きのヨーロッパ映画を観るのはカッコいい、みたいな時代だったから、そこはもう逆手に取ってクレジットタイトルも英語だし、外国語の会話の部分もちゃんとリアルにや
る、ということを徹底しましたね。

——キャスティングについて
三上博史さんは、自分的には大好きだった寺山修司の「草迷宮」の主演者でもあり、90 年代はいわゆるトレンディ・ドラマのスターだったので、ぜひご一緒したい人だった。だから実は初稿があがった段階で読んでいただいていたんですが、でも「こういう企画はなかなか実現が難しいんじゃない?」って言っていましたね。CHARA さんはもともと僕がファンとしてCDを買ったりしていたんですが、『FRIED DRAGON FISH』のエンディングに曲を使わせてもらって、当時彼女がCMにも出始めていたので、それならぜひ映画に出てほしいと思ったんです。それで「スワロウテイル」の前に一度映画を経験してもらおうと思って「PiCNiC」を撮った。伊藤歩さんは、実は「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のオーディションで真っ先に会った子なんですが、ちょうどその頃頭にあった「スワロウテイル」前段階の殺し屋と少女アゲハの話に凄くぴったりだ、とインスピレーションが働いて「ぜひアゲハを演ってほしい」と思ったんです。ただ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の少女ではないかなと思ったら、次に入って来たのが奥菜恵で、こちらにもピンと来てすぐ起用を決めたんです。だから不思議なこともあるもので、この時のオーディションは、なんとこの二人にしか会っていないんですよ。ただ「スワロウテイル」で伊藤歩さんに再会した時は、このオーディションのことは覚えていませんでしたが(笑)。渡部篤郎さんの場合は、東海テレビの『愛の天使』という帯ドラマを観ていたら、「この昼メロであまりにも異質な演技をする人がいる」と気になって来まして(笑)、オファーしたんです。

26アイテムのオリジナルグッズが発売が決定!

4K リマスター版の劇場公開を記念し、「円都市場」がプロデュースする公式コラボレーション企画が始動します。「円都市場」と「ムビきゃん」、「Filmarks Culture Wear」、「FREAK'S MOVIE(FREAK'S STORE)」 の計4 社が連携し、劇中の印象的なシーンや象徴的なモチーフを、それぞれのクリエイティブとものづくりで再解釈したアパレルコレクションを展開。ラインナップは、T シャツ、パーカー、キャップ、雑貨など、作品の世界観をファッションへと落とし込んだ26 アイテムで構成。
9 月4 日(金)より、公開劇場および各社オンラインストアにて、順次販売・受注販売を開始します。さらに劇場公開に先駆け、8 月20 日(木)からは、オフィシャルショップ「円都市場」限定の先行販売を実施が決定。アゲハ役(伊藤歩)の印象的なシーンをデザインしたT シャツ1 種と、グリコ役(Chara)が劇中で着用するキャップを忠実に再現したレプリカキャップが、一足早く登場します。また、各社の対象商品を購入した方には、本企画限定のノベルティステッカーを数量限定でプレゼント。4K リマスターで甦る作品の魅力を、スクリーンだけでなく、身に着ける体験へと広げる4 社横断のプロジェクトとなっている。

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「スワロウテイル 4K リマスター」
1996年/日本/148 分

【STORY】
むかしむかし、“円”が世界で一番強かった頃、いつかのゴールドラッシュのようなその街を、移民たちは“円都(イェンタウン)”と呼んだ。でも日本人はこの名前を忌み嫌い、逆に移民たちを“円盗(イェンタウン)”と呼んで蔑んだ。ここは円の都、イェンタウン。円で夢が叶う、夢の都。……そしてこれは、円を掘りにイェンタウンにやって来た、イェンタウンたちの物語。娼婦の母が死に、たらい回しにされた少女(伊藤歩)は、歌手を夢見る上海から来た“イェンタウン”の娼婦グリコ(Chara)に拾われる。胸にアゲハ蝶のタトゥーを彫っているグリコは、名の無い少女に <アゲハ>と名づけた。やがてアゲハは、グリコに魅かれている上海出身のフェイホン(三上博史)、 謎の男ラン(渡部篤郎)たちが集うなんでも屋「青空」で働きはじめる。そんなある夜、アゲハはグリコの客である葛飾組の須藤(塩見三省)におそわれるが、間一髪のところ隣人の元ボクサーに救われる。そのままマンションから落下し死亡した須藤の腹からは、名曲『マイウェイ』が収録されたカセットテープが。このテープの中身は、一万円札の磁気データなのだった。

【STAFF】
プロデュ―ス:河井真也
脚本・監督:岩井俊二
音楽:小林武史
“Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜” YEN TOWN BAND(プロデュース:小林武史 ボーカル: Chara)
原作:『スワロウテイル』岩井俊二著(角川文庫/KADOKAWA 刊)

 【CAST】
三上博史、Chara、伊藤歩、江口洋介、アンディ・ホイ、渡部篤郎、山口智子、大塚寧々、桃井かおり

配給:ポニーキャニオン
©SWALLOWTAIL PRODUCTION COM

公式サイト:https://swallowtail4k.jp

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