デフサッカー女子とデフハンドボール男子の激闘に迫る「デフリンピック・ストーリーズ」
きこえない・きこえにくいアスリートが世界中から集った東京2025デフリンピック。そこでデフサッカー女子日本代表とデフハンドボール男子日本代表が繰り広げた激闘を記録した「デフリンピック・ストーリーズ」が、11月14日(土)よりポレポレ東中野ほか全国で順次公開される。キービジュアルが到着した。

世界一を狙う女子サッカーと初挑戦の男子ハンドボールの闘いに迫るほか、開会式の様子、陸上、ゴルフ、バレーなどの競技シーン、OGやろう者夫婦の思いも捉えていく。監督を務めたのは、知的障がい者、ろう者、電動車椅子ユーザーなどさまざまなサッカー選手が世界に挑む姿を追い続けてきた中村和彦。
中村和彦(監督・編集)コメント
20年ほど前、デフサッカー女子日本代表が台北デフリンピック(2009年)に挑む姿を追って合宿に通い始めた時、きこえる人は自分だけということも少なくなかった。手話での会話はまったくわからず、まるで外国に来たかのようだった。その後手話を学び、ろう関連の書籍を読み漁り彼女たちと接していくうちに、ろうの世界の多様性に気づかされ、なんとか映画『アイ・コンタクト』(2010年)を完成させた。だが涙で大会を終えた選手たちと同様、やり残した感も強く2013年ブルガリア大会にも足を運んだ。
サッカーとは別に新たに立ち上げられたデフフットサル女子日本代表にはデフサッカーの選手も参加。大会を経るにつれて選手たちの意識も覚醒し、技術、フィジカル能力ともに格段の進歩を遂げ、世界一を狙えるまでに力をつけてきていた。『アイ・コンタクト』に出演していた選手も少なからずいて、再び映画を作ろうと2021年夏から2023年4月まで撮影を続けたが、ある事情により制作を断念せざるを得なかった。その後チームは本当に世界一となり、優勝の瞬間が撮れず映画が未完成に終わったことが悔しくて残念でならなかった。
そして2025年、東京デフリンピックには、手話をいかしてボランティアとして参加する予定だった。しかしフットサルの優勝監督山本典城氏がサッカー代表監督も兼ねることになり、フットサルに専念していた選手たちも合流、サッカーでも優勝を狙えるようになったチームを目の当たりにして、やはり「今度こそは撮り逃すわけにはいかない」と意を決し、初参戦のデフハンドボールチームを20年前のサッカーチームに重ね合わせて『デフリンピック・ストーリーズ』の完成へとひた走った。

「デフリンピック・ストーリーズ」
監督・編集:中村和彦
プロデューサー:森内康博、中村和彦
撮影:沖野康章、金子元気、島村凛、中村和彦、森内康博、山城浩平
整音:藤口諒太
音楽:森内清敬
後援:(公財)日本サッカー協会、(一社)日本障がい者サッカー連盟、(一社)日本ろう者サッカー協会、(公財)日本ハンドボール協会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会
製作・配給:らくだスタジオ
2026年/日本/124分/カラー
© デフリンピック・ストーリーズ製作委員会
公式サイト:deaflympicsstories2026.com
