「ノー・アザー・ランド」のイスラエル監督チームが、ガザの民間人虐殺の真相を暴く「NAZA ナザ」
「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」のユヴァル・アブラハーム&ラヘル・ショール監督が、イスラエル軍関係者たちの証言を通してガザの民間人虐殺の真相に迫ったドキュメンタリー「NAZA ナザ」が、10月24日(土)よりシアター・イメージフォーラムなどで緊急公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。

夜のテルアビブ。ある建物の屋上で、イスラエル人ジャーナリストのユヴァル・アブラハームとラヘル・ショールは、イスラエル軍の兵士と諜報員24名に極秘インタビューを行った。ガザでの民間人殺害をめぐり、どのように指示されたのか、何をしたのか。ある者はデジタル化された遠隔攻撃を「事務作業のようなものだ」と述べ、ある者は「食糧配給所に人が集まったところを撃った」と証言する。彼らの言葉から浮かび上がるのは、イスラエル国家が作り上げた“虐殺を可能にするシステム”だった──。
タイトルの「NAZA」とは、イスラエル軍がハマスへの攻撃に際して予測する「民間人の巻き添えの数」を表す軍事用語だ。「関心領域」の監督であるジョナサン・グレイザーが製作総指揮に名を連ね、証言者たちは身元がばれないよう声と姿を加工されている。
作品は2026年ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、審査員特別賞を受賞。ほどなくイスラエルのネタニヤフ首相は監督たちを猛烈に非難するが、監督たちは「イスラエル政府による国籍剥奪の脅迫や殺害予告は、私たちの決意を変えるものではなく、映画を止めるものでもありません。連帯を示してくれた仲間たちに感謝するとともに、近いうちに世界中で『NAZA ナザ』が見られることを望んでいます」と語った。それに応えるように、「戦場でワルツを」のアリ・フォルマンらイスラエルの映画作家たち、「オールド・オーク」のケン・ローチ、「アクト・オブ・キリング」のジョシュア・オッペンハイマーなど多くの映画人が、監督たちへの支持を表明している。

「NAZA ナザ」
監督:ユヴァル・アブラハーム&ラヘル・ショール
製作総指揮:ジョナサン・グレイザー
2026年/イギリス/ヘブライ語、英語
原題:NAZA
配給:トランスフォーマー
©The Guardian 2026
公式サイト:https://transformer.co.jp/movie/naza/
