手話との出会いから広がる新しい世界近年、「コーダ あいのうた」(21)や「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(24)といった作品が注目されたこともあってか、映画のなかで手話を使う人たちの姿を見る機会が増えたように感じる。しかし、「聴覚障害者」と呼ばれる人たち全員が日常的に手話を使っているわけではない。それぞれに聞こえの度合いは異なり、補聴器や人工内耳を使用しながら(相手の口の動きを読み、声で自分の意思を伝える)口話や筆談でコミュニケーションをとる人もいる。自身をどう呼ぶかもアイデンティティの持ち方に...
