撮影:田中亜紀 11月29日に劇作家トム・ストッパードの訃報が伝えられてからわずか3日。このイギリス演劇の巨人による『レオポルトシュタット』が2022年に上演されたのと同じ、この新国立劇場 中劇場で12月2日、現代イギリス演劇界を牽引するサイモン・スティーヴンス作『スリー・キングダムス Three Kingdoms』が初日を迎え、あざやかに私たち観客の感性を打ちのめした。12月14日(日)まで上演。 漂うデイヴィッド・リンチの霊感 撮影:田中亜紀 ロンドンのテムズ川で女性の頭部死体がバッグに入っ...
タグ: 小川絵梨子
【撮影:宮川舞子】 鄭 義信(チョン・ウィシン)作・演出の演劇作品『焼肉ドラゴン』が、2008年春の初演から17年をへだてた2025年10月より再び上演されている。第16回読売演劇大賞で大賞および最優秀作品賞、第8回朝日舞台芸術賞グランプリ、第12回鶴屋南北戯曲賞などを次々に受賞した同作は、まさに21世紀前半における日本演劇史の金字塔と言っていい。そんな傑作が、日韓国交正常化60周年を記念して新国立劇場小劇場(東京・初台)の舞台に戻ってきた。これが4度目の上演となる。ソウル、福岡、富山と巡回した...
チンジュ作『クラス』を鈴木アツトの演出で、リーディング公演として日本初演!名越志保、日沼りゆ、滝沢花野が出演!同時開催のシンポジウムには、シライケイタ、洪 明花、鈴木アツト、キム・セイル、小川絵梨子が登壇! (上段左から)名越志保、日沼りゆ (下段左から)滝沢花野、鈴木アツト<演出> 新国立劇場では、10月の日韓国交正常化60周年記念公演『焼肉ドラゴン』にちなみ、日韓演劇交流センターとの共催で「日韓演劇の現在(いま)と未来」と題し、韓国の若手劇作家による戯曲リーディング公演とシンポジウムが開催さ...
右から斉藤直樹、成河、松田慎也 / 撮影:宮川舞子 2作連続で米アカデミー賞作品賞候補になった「スリー・ビルボード」「イニシェリン島の精霊」の脚本・監督で知られ、今や英語圏を代表する映画作家として君臨するロンドン出身のアイルランド系イギリス人マーティン・マクドナー。彼がキャリア初期に発表した戯曲『ピローマン』が、東京・初台の新国立劇場で上演中である。演出は小川絵梨子。同劇場の芸術監督でもある彼女が、おそるべき猟奇性、情熱、狂気、死生観が乱反射するこの衝撃作を、今回どのように仕上げているか興味は尽...
『デカローグ7 ある告白に関する物語』(奥 左から)吉田美月喜、津田真澄 (手前 中央)三井絢月 / 撮影:宮川舞子 ポーランド映画の名匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督(1941-1996)の最高傑作の呼び声高い「デカローグ」(1989)。全10話のパートで構成され、合計で10時間近い上映時間をもつオバケ作品を、このたび日本の精鋭演劇人が集ってその舞台化に挑戦、東京・新国立劇場で絶賛上演中である。すでに1〜6話の公演が終了し、いよいよ最終プログラムに突入した。 現在上演されている...
デカローグ5『ある殺人に関する物語」 (右から)福崎那由他、寺十 吾 / 撮影:宮川舞子 ポーランド映画の名匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督(1941-1996)の最高傑作の呼び声高い「デカローグ」(1989)。全10話のパートで構成され、合計で10時間近い上映時間をもつオバケ作品を、このたび日本の精鋭演劇人が集ってその舞台化に挑戦、東京・新国立劇場で絶賛公演中である。現在上演されているのはデカローグ5『ある殺人に関する物語』とデカローグ6『ある愛に関する物語』の2パート。デカローグ1/2/3...
クシシュトフ・キェシロフスキの10篇のドラマからなる映画「デカローグ」を基にした舞台が、4月より新国立劇場で上演される。出演者は総勢44名。原作脚本を「カティンの森」(2009年日本公開/アンジェイ・ワイダ監督)の字幕翻訳ほか、ポーランド文学の翻訳で知られる久山宏一が翻訳し、映画・演劇の脚本・演出を手掛ける須貝英が上演台本を執筆。演出は、新国立劇場演劇部門・芸術監督の小川絵梨子と文学座出身の上村聡史の2名が務める。 プログラムA(デカローグ1・3のキャスト) 前列左から亀田佳明、高...
