今から100年前、国家権力に全力で抗った虚無主義者にして無政府主義者の金子文子。彼女が死刑判決を受けてから獄中で自死するまでの121日間を、浜野佐知監督が菜葉菜の主演で描いた「金子文子 何が私をこうさせたか」が、2026年2月よりユーロスペースほか全国で順次公開される。文子の朝鮮の祖母役を務め、9月2日に永眠した吉行和子の劇中写真が到着した。 「金子文子 何が私をこうさせたか」 出演:菜葉菜、小林且弥、三浦誠己、洞口依子、白川和子、...
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「天城越え」 今月は、有名推理作家たちのミステリ映画が充実。松本清張原作の作品では、三村晴彦監督のデビュー作「天城越え」(83)に注目したい。昭和15年の伊豆。家出した少年が天城峠を越えたところで美しい娼婦と出会い、彼はその後心細くなって家に戻る。やがてその日、天城峠で殺人事件が起きたことが分かり、容疑者となった少年は、娼婦と被害者が一緒にいたと証言する。これによって娼婦は取り調べを受け、彼女は追いつめられていく。少年に優しく、そして哀しい印象を残す娼婦を演じた田中裕子の存在感が絶品。特に少年と...
