三宅唱監督「旅と日々」がロカルノ国際映画祭で金豹賞&ヤング審査員賞を受賞。コメント到着
「ケイコ 目を澄ませて」「夜明けのすべて」の三宅唱監督が、キャストにシム・ウンギョン、堤真一、河合優実、高田万作を迎え、つげ義春の漫画『海辺の叙景』『ほんやら洞のべんさん』を原作に旅の物語を紡いだ「旅と日々」が、第78回ロカルノ国際映画祭で最高賞となる金豹賞ならびにヤング審査員賞を受賞。監督、キャスト、審査員のコメントが到着した。(※映画の日本公開は11月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、テアトル新宿ほか全国にて)
〈コメント〉
三宅唱監督
ロカルノ国際映画祭、審査員の皆様、選考委員の皆様、すべてのスタッフ、そしてすべての観客の皆様に心から感謝申し上げます。
そしてなにより、この映画に多大なインスピレーションを与えてくださったマンガ家のつげ義春さん、ならびにふたつのマンガの映画化を許諾してくださったつげ正助さんに心から感謝申し上げます。
とても驚いています。いい言葉がみつかりません。一緒に働いたすべての俳優、すべてのスタッフの本当に美しい仕事が、このロカルノの地で評価されたことを心から光栄に思います。ぼくらは最高のチームです。
この映画をつくるまえ、最悪なことがたくさん起きているこの世界で、一体映画になにができるか、深く悩んでいました。ただ、この映画を撮りはじめて、私は映画そのものに対する愛や信頼、そしてこの世界への愛をふたたび感じることができました。完成した映画を通して、多くの方とそれを共有できるなら、とても幸せです。
シム・ウンギョン(主人公・李役)
「旅と日々」で、李を演じることができて光栄に思います。監督に頼りながらスタッフの皆さんと一緒に旅したゴールがロカルノでとても、とても嬉しいです。審査員の方々、最高です!
河合優実(渚役)
びっくりして声が出ました。
三宅唱監督、本当におめでとうございます!
皆で映画を作った道のりのすべて、初めて完成を観た瞬間、ずっと心を奪われ続けたこの作品が冠をいただき、心から嬉しいです。
関わってくれた全ての方と喜びを分かち合いたいです。
高田万作(夏男役)※映画祭には不参加
作品の魅力が国や言葉を超えて届いたことを誇りに感じます。三宅監督をはじめチームの情熱と挑戦が、さらに大きく羽ばたくことを願ってやみません。こうして素晴らしい作品に関われたことを光栄に思います。
リティ・パン(第78回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門審査員長)
最高賞を獲得した作品について。この作品は非常に繊細で、観る者を心に響く物語へと引き込みます。映像の美しさが人生の儚さと強さを映し出しています。物語は巧みに演じられており、ひとつひとつの場面が深い感情を呼び起こし、胸を打つ体験を提供してくれます。
ヤング審査員特別賞 選出の評
我々がこの作品を選んだのは、それが「二つの季節」を描写すると同時に、「二つの相反する世界」を語っているからです。そこでは環境そのものが物語の能動的かつ不可欠な要素となっています。
前半では、脚本家は理想化された人生観に結びつく、夏の雨に濡れる海を描き出します。後半では、冬の山が舞台となり、社会の片隅で閉ざされた生き方をする山小屋の主人との関わりをはじめ、より現実的で時に困難な人間関係に直面していきます。
丁寧に構築された映像と、夏と冬の鮮烈な対比は、場所というものがどのように登場人物を形づくり、彼らの選択に影響を与えるのか、そして人生の脆さやリアルな側面をいかに浮かび上がらせるのかを物語っていました。
©2025『旅と日々』製作委員会
配給・宣伝:ビターズ・エンド
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