「トランジット・イン・フラミンゴ」はジム・ジャームッシュに通じる――〈あなたに観てほしい、日本映画がある 第3回〉本日5月15日に配信
キネマ旬報YouTubeチャンネルにて、4月よりスタートした〈あなたに観てほしい、日本映画がある〉。新作の日本映画の中から、特にオススメしたい1作品を厳選してその魅力を紐解いていくレビューの第3回が、本日5月15日より配信された。今回取り上げる作品は、山下リオ、細川岳、祷キララ出演、新鋭・堀内友貴監督作「トランジット・イン・フラミンゴ」。奈良を舞台に映画を創る映画製作プロジェクト“NARAtive”にて宇陀市をロケ地として製作された作品だ。

冷蔵庫を背負い、亡くなった親友が見たという“フラミンゴ”を探しにやって来たアカリ。一緒に移住してきたのに妻がいた恋人に置いていかれたサエ。代わり映えのしない日々を送る地元民のリュウタロウ。ひょんなことから知り合い、“フラミンゴ”を探すことになった男女3人のちょっと不思議な数日間を描く――。
まず、本作の監督について山田氏は
『新種の生き物を発見した時の生物学者はこんな気持ちになるんだろうか。』と、新しい才能に出会った気持ちを表明する。そして、独特の空気感についてジム・ジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」に共通すると言い、そこから「ミステリー・トレイン」の日本人俳優のオーディションに、ジャームッシュと共に参加していた時の話へ。
ジャームッシュという人はとてもサービス精神旺盛な人で、中空きなんかにトム・ウェイツの物まねをして笑わせてくれたりした。話が日本映画のことになると、彼は僕に「小津安二郎の映画で何が好き?」と聞いてきたので、僕は「お早よう」と答えた。すると、ジャームッシュはそれを3回観たと言って、「テレビが欲しいよぉ~」とあの映画の子供の真似をしてくれた。
山田氏は、ジャームッシュと小津、そして本作の堀内監督との繋がりを指摘し、彼の過去作の印象的な場面を挙げながら“堀内友貴映画”を語っていく――。
山田氏のレビューと共に「トランジット・イン・フラミンゴ」をぜひ劇場でご覧いただきたい。
※本番組は東芝の「音声合成技術 ToSpeak™」により生成された音声で読み上げられ、視聴の幅を広げて音声コンテンツとしても楽しむことができる構成となっています。


「トランジット・イン・フラミンゴ」
監督・脚本:堀内友貴
エグゼクティブプロデューサー:河瀨直美
音楽:工藤祐次郎
撮影:春木康輔
出演:山下リオ、細川岳、祷キララ
配給:Stranger
©2026 ”Transit in Flamingo” NARA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL
公式サイト:https://transitinflamingo.com/
5月15日(金)より全国順次公開
