富士子もMEGUMIも「ロックな女」なのだ――「FUJIKO」〈あなたに観てほしい、日本映画がある 第5回〉
キネマ旬報YouTubeチャンネルにて配信している〈あなたに観てほしい、日本映画がある〉。元にっかつプロデューサー、脚本家の山田耕大氏が、現在公開中の日本映画の中から特にお薦めしたい作品の魅力を紐解いていくレビュー動画の第5回が、6月11より配信。今回取り上げた作品は、MEGUMIが企画・プロデュース・出演、「AFTERGLOWS」で注目された木村太一監督作の「FUJIKO」だ。

1970年から80年の静岡を舞台に、離婚した女性(富士子)が子どもを抱えながら自らの生き方を模索し、あらゆる困難を乗り越えながら力強く歩んでいく姿を描いたヒューマンドラマ。主人公の富士子に「茜色に焼かれる」の片山友季、YOU、リリー・フランキー、イッセー尾形、岸本佳代子らが共演。
山田氏がまず注目したのは本作の舞台となる“昭和”。令和の今の時代からは隔世の感のある、“今では古き日本”について言及する。
「嫁というのは嫁ぎ先の家に尽くしてナンボのもの」「子は親に口答えなどもってのほか」「離婚? そしたら、生まれた子は当然嫁ぎ先の家のものである。文句はないな」などと言われても誰も疑問を持たないという時代だった。
そんな時代の中、小さな子どもを抱えたシングルマザーの主人公・富士子が生き抜いていくのだが、彼女を演じた片山友季について山田氏は、過去の出演作に触れながら、彼女を起用したことを慧眼だったと称賛する。

また、本作をプロデュースしたMEGUMIの手腕についても高く評価していくが、自身も数々の作品をプロデュースした経験から、映画をプロデュースすることの難しさを「片手間ではとても出来ない。本格でなければならない」と語る。
本作の主人公・富士子の生き様と、MEGUMIのこれまでの経歴などを重ね合わせ、ふたりを“ロックな女”と締めくくる山田氏のレビューと合わせて、現在公開中の「FUJIKO」をぜひ劇場でご覧いただきたい。
※本番組は東芝の「音声合成技術 ToSpeak™」により生成された音声で読み上げられ、視聴の幅を広げて音声コンテンツとしても楽しむことができる構成となっている。


「FUJIKO」
監督・原案:木村太一
企画・プロデュース・出演:MEGUMI
脚本:我人祥太、國吉咲貴
出演:片山友希、YOU、リリー・フランキー、うじきつよし、竹下景子、イッセー尾形、岸本加世子 ほか
配給:Atemo
© 2026 FUJIKO Film Partners
公式サイト:https://fujiko-movie.com/
6月5日(金)より全国公開
