「undo+PiCNiC 4K リマスター」 岩井俊二監督のオフィシャルインタビュー解禁!

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岩井俊二監督「undo」「PiCNiC」の思いを語るインタビューが初公開!

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この度、岩井俊二監督へ、「undo+PiCNiC 4K リマスター」についてのインタビューを敢行! 2 作品が生まれた経緯や撮影時のエピソードなど、知られざる逸話が語られた。

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■「undo」インタビュー
——そもそも『undo』という異色の企画が立ち上がった経緯はどんなものだったのですか。
93年にテレビドラマの『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』が評判になって、94年からは映画の撮影に入ることになるのですが、撮影順は「undo」「PiCNiC」「Love Letter」の順番なんですね。その「undo」が出来たきっかけは主演の山口智子さんからの依頼で雑誌『ザ・テレビジョン』で対談したことでした。何やらユニークなテレビドラマを撮る監督がいると豊川悦司さんから聞きつけたらしくて、「気になる人物と対談する」テーマの対談
に僕が指名されたんです。豊川さんとはその年の年始に放映された『世にも奇妙な物語』の一篇『ルナティック・ラヴ』で仕事をしていました。山口さんとは対談の後、「何か仕事が出来るといいですね」と言って別れたんですが、ちょうどその後雑誌の『BRUTUS』から見開き2ページを使って官能的でフェティシズム的な世界観を表現してほしいという依頼があった。そういう縛りだったので、特に自分はSM 的なものに関心はなかったんですが、たとえば緊縛かなと思ったんですね。別のページでは久世光彦さんが「瓶詰め」みたいなことをやっていました。それを山口智子さんにオファーしたら面白がってくれて、泥だらけになった山口さんを縛って撮影しました。カメラはサザンオールスターズやMr.Children のジャケ写を撮っていた野村浩司さんで、この後「undo」「PiCNiC」のスチールも担当してくれました。

——そのグラビアページがどうやって映画化に結びついたのですか。
その見開きにはモエミ(萌実)という女性をめぐるショートストーリーを書いていたんですが、掲載後に山口智子さん、豊川悦司さんと一緒に三軒茶屋の『赤鬼』という店で飲んでたら、「あれを映像にしたら面白いよね」という話で盛り上がったんです。それでフジテレビに相談してみたら、ちょうどビデオ部がテレビでは流せないソフトアダルト的なオリジナルビデオを出そうとしていた。そこで「undo」のほかさらに二本の作品を創ってオムニバスの「アンテナ」という総タイトルの二時間くらいのパッケージにして売り出そうということになった。ただ制作会社から予算が足りないと言われたので、三本めに考えていた『夏の円盤』という子どもたちが墜落した円盤を発見する話を諦めて、「undo」と「PiCNiC」でやろうということになったんです。それが結局話が進むうちに二本独立した作品として仕上げようという方針に変わっていった。

——そんな「undo」はどんな場所でどのくらいの期間で撮影されたのでしょう。
メインセットは東宝ビルト(2008 年に閉鎖)。実景もその周辺ですね。山口さんと豊川さんがキスするところに子どもたちが押し寄せるシーンも成城の坂道。「undo」「PiCNiC」ともに16mm 作品ですが、「undo」の撮影期間は6 日ぐらいだったかな。もう皆さん寝る時間もないくらいのハードスケジュールで気の毒でした。それに撮影所が大きな送風機も入れているのに全く冷房がきかなくて大変でした。この暑い7月に「undo」 、続けて8月に「PiCNiC」を撮った。「PiCNiC」の撮影期間は「undo」の倍の二週間ぐらいでしたが、よくもまあこのハードスケジュールで撮影していたものだと思います。

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■「PiCNiC」インタビュー
——「PiCNiC」は特異な作品だけにマニアックなファンがいるのではないですか。

確かにマニアックなファンは多いかもしれません。Chara の効果なのか?そこはわかりませんが、岩井作品のなかで一番好きという声も案外聞きます。

——「PiCNiC」の企画はどういう形で始まったのですか。
ある時あまりにも鮮烈な、ストーリーのある夢を見てしまって、すぐメモをとっておいたんです。それを『オニヒトデのク
ッキーとヘビイチゴのパン』という企画にして、『FRIED DRAGON FISH』のプロデューサーだったフジテレビの小川晋
一さんに見てもらったのですが、「これはちょっと無理だなあ」と(笑)。海幸彦と山幸彦という男子が娼婦の豊玉姫を好きになって、彼女をさらって来て一緒に暮らし出す。やがて女の子は重い病気になって、男子二人は手に負えなくなって彼女を娼館の前に棄てる。後で気になって見に行くと、彼女は虫の息で、そこへ押しかけてきた村人たちによって男子二人は殺される。海幸彦、山幸彦が姫を殺してしまう、という背徳的なお話で、最初「神々の誤算」というタイトルをつけたんですが、「PiCNiC」はこの設定だけ活かしたんですね。ちなみにこの夢の話は、今撮っている映画で学生の自主映画というかたちでちょっと出て来る予定です(笑)。

——塀の上を歩くというアイディアもその夢の物語にあったのですか。
さすがにそれはなくて男女3人がセットというところだけ活かしたんです。彼らが精神病院に閉じ込められている、という設定から塀の上を逃れるということを思いついた。塀の上のロード・ムービーって面白いんじゃないかと。

——Chara さんは『PiCNiC』撮影の時点ですでに『スワロウテイル』の主演候補だったんですか。
そうなんです。「スワロウテイル」は93 年の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の後に小説として出来ていて、その時すでに三上博史さんとChara には会っているんです。そのまま「スワロウテイル」にとりかかろうとしたら「Love Letter」を先に撮ることになったんですが、「PiCNiC」はChara に合いそうだし、予行演習になるかもしれないと思って出てもらったんです。これはやってもらって本当によかったという感じですね。何しろココという役にいきなりハマっていましたからね。一方のツムジ役の浅野(忠信)くんは『FRIED DRAGON FISH』からの流れです。


「undo 4K リマスター」「PiCNiC 4K リマスター」のオフィシャルグッズ10 種発売決定!

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この度、公開日である9 月25 日(金)AM9 時より、「undo 4K リマスター」と「PiCNiC 4K リマスター」のグッズが合計10 アイテム発売決定! 『円都市場』から2 作品のT シャツ、『ムビきゃん』からは、円都市場とは別デザインとなる2 作品のT シャツ、さらに各作品のデザインを施した2WAY トートバッグ、ポストカード3 枚セット、ポスターが発売となる。それぞれ各EC サイトにて販売、ムビきゃん取扱いアイテムは公開劇場でも販売予定(※一部除く)。また、2 作品を1 冊にまとめた両A 面仕様のパンフレットも上映劇場にて発売決定。「undo」は過去の公開時にパンフレットの発売がなされていなかったため、初のパンフレット化となる。「PiCNiC」は1996 年発行のパンフレットをもとに、内容を一部改訂・再編成したものを収録。2 作品ともに、岩井監督の新録インタビューや台本を掲載し、92P(表紙含む)の大ボリュームとなっている。

【円都市場】https://yentown.co.jp
【ムビきゃん】https://moviecan.jp/tags/undo_picnic

■『undo + PiCNiC 4K リマスター』
9 月25 日(金)よりTOHO シネマズ日比谷他 全国公開 (※2本立て上映)

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「undo 4K リマスター」

「undo 4K リマスター」
アトリエのような住まいで暮らす萌実(山口智子)と由起夫(豊川悦司)。ある時、萌実は身の回りの物をヒモで縛りつけるという不可解な行動をとるようになる。ペットの亀を縛り、編み物をする自らの手を縛る萌実を危惧し、萌実を精神科医(田口トモロヲ)のもとへ連れて行く由起夫。診察を受けたところ“強迫性緊縛症候群"の診断を下された。症状は進行し、萌実はついに目に見えないものまで縛り始めるのだった。

脚本・監督:岩井俊二
出演:山口智子、豊川悦司
1995 年 / 日本 / カラー / 47 分
©FUJI TELEVISION/PONY CANYON

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「PiCNiC 4K リマスター」

「PiCNiC 4K リマスター」
どんよりとした街にたたずむ精神病院で出会ったココとツムジとサトル。施設を取り囲む塀の外に出ることを禁じられていた三人だったが、「塀の外に出なきゃいいんでしょ。塀の上なら、いいのよ」というココの提案に、塀の上をつたい街中へと歩き始めるのだった。地球の最後を見届けるために―。

脚本・監督:岩井俊二
出演:Chara、浅野忠信、橋爪浩一
1996 年 / 日本 / カラー / 72 分
©FUJI TELEVISION/PONY CANYON

公式サイト: https://undo-picnic4k.jp

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