“誰もが語り尽くせない人生の物語を持っている”(ケン・ローチ監督)。「オールド・オーク」特別映像第2弾が到着
巨匠ケン・ローチ監督が廃れつつある炭鉱の町を舞台に、パブのオーナー男性とシリア難民の女性との出会いがコミュニティの分断を超えて希望を呼んでいくさまを描いた「オールド・オーク」。4月24日(金)に封切られ、各劇場で満席回を重ねる好スタートとなった。このたび特別映像第2弾が解禁された。
脚本を手掛けたポール・ラヴァティは、モデルとなった地域について「住民は(難民を)押しつけられたと怒りを覚えたが、そうした中でも理解しようとする人々がいた」と振り返る。ヤラの母親であるファティマを演じたアムナ・アル・アリは、2018年に家族と共にシリアからイギリスへ渡ってきた難民の一人。映画への参加は迷ったが「(ケン・ローチ監督に)会ってみたらすごく親切な人で、やってみることにした」とのことだ。
ラヴァティは「双方のコミュニティを公平に描くのは難しい。脱工業化以降の住民たちと戦禍を逃れてきた人々を決して同一視はできない。シリアの人々の苦難は想像を絶するからだ」とし、「とても繊細ではあるが、想像を超える作品になると感じた」と続ける。またケン・ローチ監督は「人々と出会い、その経験を物語に組み込めるのは光栄なことだ。誰もが語り尽くせない人生の物語を持っている」と話し、アムナは「難民がくぐり抜けてきた困難は誰にも分からない。難しくても受け入れることから支援が始まります。それが何よりも重要です」と訴える。
なおヒューマントラストシネマ有楽町では、5月1日(金)18:40の回の上映後に河野真太郎氏(イギリス文学・文化研究)を招いたイベントを開催。詳細は同劇場の公式サイトでご確認を。

Story
イギリス北東部のかつて炭鉱で栄えた町。唯一残っているパブ〈オールド・オーク〉は住民にとって止まり木のような存在で、店主のTJはどうにか維持してきた。ところが町がシリア難民を受け入れ始めたことで、パブは諍いの場と化す。そんな中でTJは、カメラを持ったシリア人女性のヤラと友情を育むことに。彼らは相互理解の方法を見出せるか──。
「オールド・オーク」
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァティ
出演:デイヴ・ターナー、エブラ・マリ、クレア・ロッジャーソン
2023/イギリス、フランス、ベルギー/英語・アラビア語/113分/カラー/G
原題:The Old Oak 配給:ファインフィルムズ
文部科学省特別選定(高等学校生徒、青年、成人向き) 文部科学省選定(中学校生徒、家庭向き)東京都推奨映画
後援:ブリティッシュ・カウンシル
© Sixteen Oak Limited, Why Not Productions, Goodfellas, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2023
公式サイト:oldoak-movie.com
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