吉沢亮、横浜流星、渡辺謙、小栗旬、綾野剛、高橋一生にとって「役づくり」と何 か?【キネマ旬報6月号特集】
5月20日に発売の『キネマ旬報』6月号の巻頭特集は「「役づくり」ってどんなこと? 俳優たちに聞いてみた」。
俳優とは演技とは、役づくりとは何だろう? 第一線で活躍する俳優たち、吉沢亮、横浜流星、渡辺謙、小栗旬、綾野剛、高橋一生にインタビューをしている。
まずは6/6(金)公開、歌舞伎役者という芸道に人生をささげた男たちのドラマ「国宝」の俳優たちに聞いた。
稀代の女形・立花喜久雄を演じた吉沢亮が考える役づくりとは、「Don’t think!feel(考えるな、感じろ)」。撮影中は「技術どうこうを越えた先にあるもので勝負しなきゃと自分を追い込む毎日」だったという。「その人を生きるためにする作業」と即答したのは、天才・喜久雄のライバル、俊介役の横浜流星。横浜は「芝居に人生を捧げている」とまで、はっきり言っている。歌舞伎の名門の当主、養子の喜久雄と実の息子の俊介を共に厳しく稽古をつけていく父親・花井半次郎に扮したのは、渡辺謙。大ベテランが考える役づくりとは、「まず自分の体に型を入れ、型を破る」。映像の場合、歌舞伎における日常と舞台の境界線、結界に当たるのはフレームだと言うことばも興味深い。「結界を切ってその世界に入り、終わったらそこから退場していくっていう感覚は、僕に限らず、みんなあるんじゃないかな」

「一生終わらない作業」。6/13(金)公開、最前線で新型コロナウィルスの感染爆発と戦った医療従事者のドラマ「フロントライン」に出演した小栗旬は、そう答えている。さまざまな演技書を紐解きながら演技を追求してきた小栗は、持論や経験則だけではなく演技をロジカルに鍛え上げる必要性を感じていると語ってもいる。
6/27(金)公開、「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」で、覚えのない体罰で告発され、世間から「殺人教師」とまで言われた男を演じた綾野剛が考える役づくりとは?「労働、そしてイマジナリーです」。圧倒的な鍛錬を積み、役を知るためのあらゆることを想像する。「僕の役づくりは、役を愛すことのみ」
5/27(火)公開、荒木飛呂彦原作の人気ドラマの劇場版第2弾「岸辺露伴は動かない 懺悔室」で呪いの告白の真相を訪ねてヴェネツィアにロケした高橋一生の答えは、「自分が納得するためにすること」。コロナ禍に入った時期、Blu-rayの収録用に無観客の舞台に立ったとき、「僕は自分のために芝居をやってきたんだということがはっきりしたことで、ものすごく救われた気持ちになったんです」
「俳優とは演技とは、役づくりとは何だろう?」という大テーマを考える特集。その問いかけを受けて吉沢亮、横浜流星、渡辺謙、小栗旬、綾野剛、高橋一生が話してくれたことば。くわえて池部良、淡島千景、有馬稲子、松方弘樹、哀川翔、芦川いづみら「名優たち」が重ねてきた役づくりの実践を伝えるコラム。その全文は『キネマ旬報』電子版および5月20日発売の『キネマ旬報』6月号で読むことができる。
文=キネマ旬報編集部 制作=キネマ旬報社
