1990年代半ば。岩井俊二監督が新鋭映像作家として、その才能を一躍注目された異色の2作品、「undo」(94年)と「PiCNiC」(96年)が、監督自身の監修による4Kリマスター版となって、2本立てで9月25日から公開される。ともに16ミリフィルムで撮影された初期作品で、現在の岩井作品にも通じる独自の映像感覚と、既成の価値観にとらわれない物語世界が凝縮されている。山口智子、豊川悦司共演で、緊縛にとらわれた夫婦を描く岩井俊二監督の劇場用長編第1作は「Love Letter」(95年)だが、劇場公開...
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ボイスキャストに萩原利久と古川琴音を迎え、日本画家の四宮義俊が長編アニメーション監督デビュー作として、幻の花火を題材に青春模様を描いた「花緑青が明ける日に」が、9月12日(土)よりU-NEXTで配信中だ。町の再開発により立ち退きを迫られた老舗の花火工場〈帯刀煙火店〉。そこで育った帯刀敬太郎(萩原利久)は、蒸発した父に代わって幻の花火〈シュハリ〉を完成させようと奮闘していた。夏が終わる頃、東京で暮らす幼なじみのカオル(古川琴音)が帰郷して4年ぶりに敬太郎と再会。彼らは失われた時間と絆を取り戻すよう...
第76回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、アヌシー国際アニメーション映画祭2026ではコントルシャン部門審査員賞を受賞したアニメーション映画「花緑青が明ける日に」のBlu-ray&DVDが9月11日(金)に発売される(レンタルDVD同時リリース)。新海誠監督の「君の名は。」(2016)「言の葉の庭」(2013)などにも参加した日本画家・四宮義俊の長編アニメーション監督デビュー作である本作は、花火をモチーフに、四宮監督ならではの美意識が徹底されたアートアニメ的な美しい画...
「undo+PiCNiC 4K リマスター」 4K 版・新予告編が初解禁!
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初解禁!2 作品の4K 版・新予告編解禁「undo」では、豊川悦司演じる由起夫の「縛り付けてる……要因」と疑問を投げかけるセリフから始まる。身の回りのものを全て縛り付けてしまう“強迫性緊縛症候群"を発症した山口智子演じる萌実は、「ちゃんときつく縛って」とささやく。予告の中で医者から「一種の愛の病ですよ」と診断されたこの症状が進んでいく様子を、あまりに美しい映像で紡がれる。そして「PiCNiC」の予告パートでは、銃を発砲するココとツムジの映像から始まる。「塀の外に出なきゃいいんでしょ」というCha...
キネマ旬報ムック 『いま、映画は「戦争」を見つめる』 本日(9/8)発売!
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【映画「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」と「映画から考える、戦争の過去と現在」を大特集】2025年7月に刊行したキネマ旬報ムック『戦後80年 戦争の記憶をつなぐ映画たち』に続く、戦争を描いた映画とその歴史を紹介する『キネマ旬報』別冊の第2弾、『いま、映画は「戦争」を見つめる』が、本日9月8日に発売となった。映画をとおして「戦争とその歴史を知る」本書の巻頭特集では、現在イタリアで開催中の第83回ヴェネチア国際映画祭で、観客から約8分間にわたるスタンディングオベーションが起こるなど大絶賛さ...
去る9月5日、映画「急に具合が悪くなる」のロングランヒットを記念した特別トークショーが、東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて行われた。登壇したのは、本作の監督・共同脚本を務めた濱口竜介、映画監督の三宅唱、映画研究者の三浦哲哉の3人。この3人といえば、フィルムアート社のサイト「かみのたね」で、2018年から「映画の演出」についての対話を続けていることでおなじみ(この対話は2025年に『演出をさがして 映画の勉強会』として本にまとめられ、同年の『キネマ旬報』の映画本大賞で見事1位に輝いた...
新鋭にして異才、マーシャ・シリンスキ監督が紡ぐ“百年の怪奇譚”「落下音」
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新鋭マーシャ・シリンスキ監督が、北ドイツの農場を舞台に4つの時代をそれぞれ生きる4人の少女の“不安”が共鳴するさまを描いた怪奇譚「落下音」が、9月4日(金)よりU-NEXTで独占先行レンタル配信中だ。1910年代、アルマは自分と同名で幼くして死んだ少女の気配に気づく。1940年代、戦争の傷跡が残る中でエリカは片足を失った叔父への欲望に気づき、自らの影に戸惑う。1980年代、アンゲリカは常に肌にまとわりつく“何か”の視線に怯えていた。そして現代、家族と共に移住したレンカは、自分の存在が消えてしまい...
1996年、当時33歳の岩井俊二監督が、移民のるつぼと化した架空の街≪円都(イェンタウン)≫を舞台に、アクション、サスペンス、ラブストーリー、音楽映画など様々な要素を盛り込んで、豪華キャストを配して作り上げた群像劇「スワロウテイル」。その伝説的な傑作が、岩井監督監修のもと4Kリマスター&ドルビーアトモス化され、2026年9月4日より公開される。無国籍な世界を生み出した美術と、生命を捉えるカメラ「円」が世界で一番強かったころ、一攫千金を狙って移民たちが日本に集まり、≪円都≫と呼ばれる街を形成してい...
アメリカ統治下の沖縄を舞台に、自由を求めた若者たちの友情と葛藤を描いた直木賞受賞小説を、総製作費25億円をかけた圧倒的スケールで映画化した、総尺3時間11分の超大作「宝島」のBlu-ray&DVDが9月2日(水)にリリースされる。画面から迸る熱量に圧倒される、心を揺さぶるエンタメ大作である本作は、「国宝」とも肩を並べるような2025年の日本映画界を代表する作品の一つで、絶対に見逃して欲しくない作品だ。また、豪華版BOXには、劇中当時の沖縄を徹底再現した撮影現場の様子が窺える貴重なメイキングや、キ...
映倫 次世代への映画推薦委員会推薦作品 —「平行と垂直」
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交わりの先に広がる、きょうだいの物語主人公・大貴を演じた安田章大が、劇団ふくふくや主宰で俳優の山野海によるオリジナル脚本に感銘を受けて制作を熱望。その思いが実を結び、映画化された。自閉スペクトラム症の兄・大貴と、のん演じる結婚を控えた妹・希の人生の節目を、優しいユーモアと温かな視点で描くヒューマンドラマだ。ルールや約束をきちんと守る几帳面な大貴は、清掃員として働きながら一人暮らしをする。希をはじめ、商店街の人々やグループホームの職員、職場の先輩、公園で出会う少女らが、そんな日常にそっと寄り添う。...
